悪霊は、人の心に巣食う欲望をエサとして食らい、その者を悪魔に変える。異能使いの剣士——悪魔祓いにとって、その怪物は斬って捨てるだけでよかった。悪魔になるべくしてなった人間は、元から心が歪んでいたからだ。
しかし、たいした邪欲を持たない人間
ですらも、なかば無理矢理ともいえる手法によって、次々と悪魔に変えられはじめていた——。
【登場人物】
・立神秋《たちがみ しゅう》
悪魔祓い。高校二年。風の能力を操る。人間に対してのコミュニケーション能力は絶望的だが、悪魔に対しての戦闘力は随一。睡眠欲求のみが強く、それ以外の欲は全く抱かない。恋愛に関しては、ひどく鈍感。
・じいちゃん(立神銀次)
ハムスター。喋る。元は人間だったが、いつの間にかハムスターになっていた。『〜じゃ』が口癖の、かわいい、おじじ。秋の扱う風の能力と剣術に関しては大先輩で、やたら博識。
・立神かすみ
秋の母。火守り人。いつも仏のように優しいが、たまにサディスティックな一面も。
・須賀真也《すが しんや》
火ノ花町の刑事。生身の体で悪魔と闘おうと努力する熱血漢。人が良い。秋のことを自分の息子のように想っている。
・柊木澪《ひいらぎ みお》
鍛冶屋の娘。秋の幼なじみ。秋が好きだが、想いが伝えられずにヤキモキしている。とある〝力〟を持っているが、本人は気づいていない。
・柊木要《ひいらぎ かなめ》
刀鍛冶。澪の父。秋とその刀が、よくお世話になっている。
・三代東子《みしろ とうこ》
悪魔祓い。高校二年、優等生。氷の能力を持つ。物事を白黒ハッキリさせないと気が済まない。自他共に認めるドS。冷徹無情な性格とは裏腹に、だれよりも孤独感を抱えている。
・三代西威《みしろ せい》
警察庁特殊急襲討魔第参分隊、元隊長。東子の兄。
・雑賀仁《さいが じん》
警察庁特殊急襲討魔第弐分隊、隊長。ダンディな魅力が溢れる30代前半。ショットガンと刀を同時に扱い、植物の能力で敵を確実に追い込むベテランの悪魔祓い。自身で種から育てた自家製のタバコを吸う、ヘビースモーカー。
・覇南彩音《はなみ あやね》
20歳。警察庁特殊急襲討魔第弐分隊、副隊長。瞬足の縮地と居合い斬りの達人。仁に心底惚れており、暇さえあれば常にアタックしている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 13:01:14
68406文字
会話率:48%
岩の都『ユキホムラ』のドワーフは成人の義に巫女様からそれぞれに適正のある魔道具が贈られる。鍛冶屋の娘イヨは、巫女から贈られた鏡を覗き込んだときに前世を思い出したのだ。日本のそこそこ可愛い女子だった記憶を。
そんな前世を思い出しながら鏡を覗
き込むとあのころのような可愛い顔は映らずに、誠に残念ことに、典型的なドワーフ―――男も女もなく、とにかく髭がふっさふっさと生えている毛玉が映りこんでいた。つまり顔からふっさりした髭の生えた剛毛な女の子、それが今の自分。
「よし、まずは顔の毛を剃ろう……! 」
イヨは決意した。
#この物語はフィクションです。
#登場人物にはモデルがいますが、実際の人物とは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-09 20:00:00
65782文字
会話率:38%
砦の中にある鍛冶屋の娘モモはいきなり子犬になってしまう。拾ったのは店番中に出会った求婚者。その新任司令官タルタロスは英雄と崇められているが高慢な男……のはずが犬のモモには甘く優しくて?
さらにモモの気になる店の常連、タルタロスの部下で元
生徒マリーゼルが鍛冶屋に通っていたのがモモに会うためだったと知ってしまう。
モモが無事人間に戻り、新たな生き方を選ぶまでのお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 19:00:00
50305文字
会話率:53%
中学生からの女友達、由井也沙(ゆいありさ)と平凡な大学生活を送っていた小林光(こばやしひかる)は、2人同時に通り魔に襲われ死亡してしまう。
目覚めるとそこはなんと異世界で、鍛冶屋の娘、になっていた!
自分の体に驚きつつも、異世界ライフを満
喫する。
*鬱展開もりもりにする予定です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-02 12:39:09
1138文字
会話率:29%
リオナ・メナスは剣造りが盛んな村の鍛冶屋の娘。
幼い頃初めて剣に触れた時に、自分が転生者だということに気が付いた。
しかも転生先は前世の自分がこよなく愛していた剣闘士が戦う格闘ゲーム『グラディアトル』の世界。
剣術オタクのリオナは前世の記憶
を元に世界一の剣士を目指す·····はずだったのに、なんでヘタレ王子の教育係(兼護衛)に?!
Twitter
https://twitter.com/PIKO_enpi
更新にあたり呟いてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 00:11:17
80632文字
会話率:35%
獣人と、古代生物の獣人、人間が交じって住む、偶には異世界人も降ってくる不思議な国シャーゴン。
商店街の鍛冶屋の娘ロジェルは、父親がイレギュラーな出来事で爵位を授かるまで普通の庶民として暮らしていた。
しかし、父が爵位を授かったその年から滅茶
苦茶会わない婚約者は押し付けられるわ、収入が増える訳でも無いのに花嫁修業にと学校に行かされるわ、家族仲はギスギスするわで疲れきっていた。
そんな最中、ロジェルは学校で『お供え物を放り込んだら願いを叶えてくれる泉』のことを書いた本を見つける。
どう見ても与太話だが、ロジェルは現状を打破しようと破れかぶれでその泉に向かうのだった。
其処で、彼女は国中でキャーキャー言われる美貌の宰相に遭遇するとは夢にも思わず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-19 11:00:00
16696文字
会話率:34%
エルフの少女トウラは鍛冶屋の娘。今日も家のために洞へ潜っては自慢のつるはしを振り下ろし、鉱石を漁ります。
そんなある日の採掘帰り、見たこともない格好の女性と出会います。なにやら彼女は作家を目指している様子。
話によれば別の世界から
やってきたようです。彼女を元の場所に返してあげるために、分筆のネタ集めを手伝ってあげるために、ついでに世界中の石を掘り尽くすために、長い長い旅に出ることにしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-15 20:00:00
1530文字
会話率:24%
中世ヨーロッパを舞台にしたある鍛冶屋の娘の物語。
十歳の時に、お母様が亡くなったと同時に家にやってきた二つ下の男の子。
私はその男の子を弟のように可愛がり、それから六年の月日が経ちました。
ですが、あの日あの男が現れ、私たちの全てを壊そうと
します。
その時、私の傍にいてくれたのは二つ下の男の子、弱っちい私の王子様でした。
※残酷描写注意※
ーーー
この物語はフィクションです。登場する歴史上の人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-20 19:19:59
19696文字
会話率:30%
とある村に彼女はいた。名前は華音。父は村長で母は村一番の美人。容姿端麗で、強く優しい。そして同時に不思議な力をその身に宿していた。
彼女には親友がいた。名前はつばめ。父は鍛冶屋で母は知らない。自身は万屋と銘打つ大層やる気のない女性だ。
そう
して、彼女は―――そう、つばめは否応無く華音の付添人になった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-16 22:28:56
31509文字
会話率:30%