世界をも動かす財閥家、北条<ほうじょう>
そこに生まれた哀れで可哀想な二人の子供
兄の、北条 蓮<れん>
妹の、北条 零<れい>
「跡取りを受け継ぐのは男の蓮だけでいい、お前はいらない」
そ
うして、妹はとある一室に監禁されてしまいました
毎晩毎晩、親から暴力を受けていた零のことを知った蓮は、時間があれば休む暇を惜しんで会いに行った
ある日、蓮は零を連れて家を出た
「二人で、零が苦しまず、幸せになれるところに行こうな」
まだ幼い二人は行き場もない世界をずっと歩き回っていた
なにもすることはない、なにも話すことはない
だけど、、大好きな兄と二人で居ることは、彼女にとって大きな幸せであった
しかし、そんなことを思った矢先、、目の前で、、何かが起きた……
「あ"あ"あぁぁぁっ!!!」
気づけば、その静かな夜の街は、幼い少女の憎しみと悲しみに埋れた鳴き声で一杯だった
ねぇ、、なんで?なんで、兄は起きないの?
なんで、血がたくさん出ているの?
なんで?????
ねぇ………
許さないよ、、
零は復讐を誓った、そして、それは、動き出す
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-01 21:44:00
1262文字
会話率:24%