高校生のカスピが、納屋にある鏡から室町時代中期にタイムスリップ。
出会うのは、銀閣寺を造り、応仁の大乱の火種も作った足利八代将軍の義政。幼なじみでクラスメートの渓市もカスピに巻き込まれてしまう。
最終更新:2018-01-15 14:18:22
20664文字
会話率:54%
昭和初頭。
女性の美と銀閣寺と言う幻想の美を「私」は二重コンプレックスとして「アンチノミイ」に捉える。
終戦間近、大日本帝國は大空襲を受け、「私」は究極の美が焼ける事のみを夢想し生きる。だが亜米利加帝國軍のB-29は原子爆弾を京都に投下予定
するものの、結局「悪天候だから」とまことにsimpleな理由から広島へ投下してしまう。
抗えない苦しみと魔性の美への誘惑。
首吊り自殺までの「私」の銀閣寺と言う幻想との心中を赤裸々に告白する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-04 20:41:44
627文字
会話率:0%
渡辺明は宮内登に案内され銀閣寺を訪れた――
「金閣と比べてしまうと、確かに華というものはないですね。けど渡辺さん、なんでこの庭園がありきたりに見えると思います?」
※自サイト『京都にての物語』からの転載となります。
最終更新:2013-03-03 20:26:50
3629文字
会話率:41%