──青い瞳は魔を映す。けして目を合わせるな。
森の中に暮らす少年、リオは村に伝わるその言葉のため、離れた小屋で薬師の母と二人で暮らしていた。
ある種の息苦しさを感じながらも、それでも幸せな日々を過ごしていた。そんなある日、村からの帰
り道である花を見つける。それはすべてが宝石で作られたかのような、青い花だった──
二つの重なり合う世界を見つめることができる少年と、一人の女魔導士が出会うとき、物語が幕を開ける。果たして旅路の先にあるものは──?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-14 11:15:32
7696文字
会話率:32%
傷心旅行で訪れたスキー場で吹雪巻かれ、寒さで意識を失った大学生、瀬戸弘樹。
彼は次に目覚めた時、角の生えた女性、隠千影に介抱されていた。
その千影に話を聞けば、そこは弘樹の暮らしていた現世では無く、重なり合う世界、幽世だという。
弘樹は現
世に帰る為、千影に導かれ幽世の世界を旅する事となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-10 17:00:00
170491文字
会話率:59%
「足掻くの?お姫様」その質問にある花のように可憐なお姫様と、ある宝石のように美しいお姫様はそれぞれ答えます。「「足掻かないわ」」。しかし、三人目のお姫様はこう答えました。「足掻くに決まっているでしょう!!」春を謳歌する王女と皇女の裏側で、一
人の王女が叫ぶのを黒曜石で紡いだような黒髪と、輝く黒曜石のような瞳を持つ、大輪の薔薇のような美しい人が微笑みながらいいました。「ボクは貴女を待っていた!」…これは、キレ系王女が脳内花畑姫たちを成敗する話…ではなく、異世界に召還された人々が暗躍する、そんな物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-08 19:00:00
57913文字
会話率:47%
『勇者』『聖女』『聖獣使い』。同じように異世界に呼ばれた同級生のジョブは、そう記されていたそうです。では、私は…?→答え、なし。えっ?いわゆる無職?むしろ、巻き込まれただけですか!?――これは、勇者召喚に巻き込まれた『私』が逃げ出すまでの物
語です。召喚された勇者たちとの最終決戦。傷だらけの魔王を救ったのは、召喚勇者たちの同郷の『増幅器』と呼ばれる娘だった。なんとか娘の稼いだ時間で転移魔術を完成させた魔王だったが、跳んだ先で出会ったのは…「だいじょうぶ?」何故か、『増幅器』と呼ばれていた娘によく似た幼女だった。――これは、敗北した魔王が逃げ出した先から舞い戻り、『勇者』『聖女』『聖獣使い』をぶちのめす(終了済み)物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-31 19:00:00
66422文字
会話率:72%
近いほど鮮明に重なり合う世界を僕達は認識できない。
最終更新:2016-03-09 17:07:20
50197文字
会話率:55%
私の名前は倫子,60歳の小学校教諭だ。明日は離任式・・35年間の教員生活も明日で終わり。そんな日に私の前に現れたあの子。昔のままの姿でにっこり笑って「一緒に行こう」って言う。どうせ待つ人もいない私。思い切ってその手を取った。
気が付けば,
連れてこられたこの世界の理にのり,私は6歳の少女になっていた。こちらの世界と私の世界では時間の進み方が違うそうだ。
・・始まった新しい生活。
この年で学校へですって?
こちらでは学園というの?
飛び級?6歳の体で高等学校と同じくらいの人たちと学ぶ。面白そうだけれど,少し心配。
学園生活の中で私は徐々に目覚めていく。
光それが私の言霊?私が神子?それは何?
これからどうなっていくんだろう。
私はなにをすればいいの?
私がもっている力(チカラ)。
・・・何かの,誰かの役に立てる?
みんなが幸せに暮らせる世界って・・・実現できるの?
迷いながら私は歩いて行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-08 17:00:00
128229文字
会話率:35%