……昨日、傘を持っていかなかったのが悪かった。いや、正確には折り畳み傘を持っていたのだが、開いてみると、まるで轢死体のように無惨に壊れており、使い物にならなかったのだ。いつぞやの風が強い日に壊れたのを忘れていた。
コンビニで新しい傘を買
うことも考えたが、金が惜しくてやめた。結局、全身を濡らして帰宅し、その結果、風邪を引いたらしい。
熱のせいか体がだるく、頭もぼんやりしている。喉は棘が刺さったように痛み、鼻水は垂れっぱなし。見上げた天井はぐ~るぐる。
「あーあ……ゴホッ……えっ」
「おっ」
「な……お、おれ……?」
これは、いったいどういうことだ……。突然、目の前にもう一人の自分が現れたではないか。
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最終更新:2025-04-03 11:00:00
1633文字
会話率:53%
そのとき考えていたこと
最終更新:2021-04-30 22:03:48
9398文字
会話率:2%
さいたま市の会社に勤める渚坂悠斗はある夜、残業や取引先の無理難題にイライラしていた。車で帰る途中、前に遅い車が走っていたので、その車をあおって追い抜いてしまう。すると翌日から怪しい車が毎日現れるようになり、その行動はエスカレートしていく。
時同じくして、埼玉県内で轢死体が発見される。埼玉県警の有明は殺人事件として捜査に乗り出す。そして次々と轢死体が発見され連続殺人へと発展していく。
一時の感情でやってしまったあおり運転が、日常を壊していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-02 22:02:07
18168文字
会話率:55%
ボクは、死んだ。
特急電車に飛び込んだ。
体は、細切れのようになっているのに、なぜかボクはいる。
苦しみとか、悲しみとかが一瞬に消え失せると思っていたのに、ボクの魂はそれを全部背負っている。
ボクが、ボクでなくなるのに、その重荷は消えない。
重荷を背負ったまま、ボクでなくなったボクは、一体どこに行くのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-02 23:08:23
526文字
会話率:19%
毎月十日の夜勤は、この病院にとって極めて不愉快な役割が回って来る。必ず夜の十時過ぎに、トラック事故が発生し、轢死体が運ばれてくるのだ。凄惨極まる死に様なのに、息絶えた亡骸は皆、嗤っている……なろう×病院×某財団風ホラー
最終更新:2019-07-31 21:11:17
4763文字
会話率:31%
真実の愛を集める。―――それも10人分。
順風満帆な人生を歩んでいた大学生、富士九郎は悲惨な最期を迎えた筈だった。
「戦場でもめったに見ない悲惨な状態」――そう称される程度にバラバラの轢死体となった体。
だがそんな九郎は死後の行き先を
決めると言う白い部屋で、天使を自称する歯車と死神を自称する半幼半老の少女に一つの提案をされる。
「続きの人生を歩んでみない?」―――その提案との引き換えに課せられた『クエスト』……異世界で「10人分の真実の愛を集める事」。同時に授けられた力、『フロウフシ』と――――『ヘンシツシャ』!?
この物語は『フロウフシ』となった青年、富士九郎が『真実の愛』を求めて異世界を彷徨う……そんな冒険譚。
明るい性格の主人公がスプラッタになりつつハーレムエンドを目指すお話です。
※R警告により第一章以降はノクターンとカクヨムにて連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-04 08:49:26
111939文字
会話率:27%
とある美しい家族の轢死体を巡って、さまざまな人々の思惑が交錯する。
※この話はファンタジーでありフィクションです。物語上に登場する名称は実在の人物や団体などとは一切関係がありません。単なる個人の妄想である旨をご了承ください。
最終更新:2013-10-19 23:58:49
5608文字
会話率:16%