「ねえ、わたしと結婚しない?」向かい側で読書をしている幼馴染に訊いてみた。幼馴染は本から全く顔を上げようとしない。いつものことだ。「今、婚約してくれるならわたしの書く小説を一番最初に読む権利もつけるけど」「結婚しよう」「即答すぎるでしょ。自
分で言っておいてだけど、それでいいの?」小説を書くことが趣味な侯爵令嬢と幼馴染で宮廷魔法士の男爵家次男のお話。毎日更新で50話完結です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-10 04:16:32
267164文字
会話率:34%
しがない子爵令嬢のミスタリア=リルファーデは前世の記憶があった。そのせいか婚約者に女性としての魅力がないと婚約破棄された。「やば、就職先見つけなきゃ」婚約が解消されて経済的に苦しく、ミスタリアは王宮魔法士団の下働きとして面接を受け、無事に働
くことなった。だが、そこはいろんな意味で魔窟だった。「え、青虫? 飼ってもいいですか?」「やだ、蛇! かわいい〜!」ただしミスタリアは前世からのメンタル最強人間である。「……(変な子だな)」「あ、こんにちは!」「……こんにちは」ミスリル並みにメンタルの強い令嬢と訳ありの笑わない魔法士のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-27 00:08:40
304389文字
会話率:28%