辺境の街ギルラントの冒険者ギルド。
ここでしがない教官を務めるジェフリーは、胸に復讐の炎を燃やしていた。
――赤眼の魔獣。
それこそが、ジェフリーの大切な人を奪った存在。
過去の過ちを悔やみつつ、日々新人冒険者の指導を行って
いたジェフリーのもとに、一人の軍人女性カイラが訪れ、決闘を挑まれる。
戸惑うジェフリーだったが、仕方なく受け入れ、見事に勝利してみせた。
敗れたカイラは、本来の目的……王都に出没した魔獣討伐を依頼するとともに、ジェフリーを試したことを告げる。
ギルラントでやるべきことがあるジェフリーは依頼を断ろうとするが、次にカイラが放った言葉により考えを一変させる。
それは――王都に現れた魔獣の眼が赤く染まっているというもの。
ジェフリーは同僚のエマに留守を任せ、王都へと向かう。
そしてかつての教え子たちとの再会を果たし、色々と巻き込まれてゆくことになる。
これは、幾千幾万の経験を経て赤眼の魔獣を蹂躙し続けながら、大切な同僚や教え子たちを守り続ける、最強のギルド教官の復讐の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-16 12:10:00
130773文字
会話率:33%
国のために戦っていた軍人令嬢ヴェルマレス・アルマーノは婚約破棄を去れ、辺境の地に飛ばされる。
そこで待っていたのは任務ではなく、愛だった。
最終更新:2023-04-04 17:49:50
5611文字
会話率:21%
“風切(カザキリ)の結び”は、有翼人が暮らすこの国で行われてきた風習だ。
男性が相手の女性の風切羽を切り落とすことで、夫婦となることを意味する--。
元・軍人の緋花は任務中の怪我により退役し、今は雑貨屋の店番をして暮らしている。店に毎
週現れるのは、かつての上官・朔月。緋花の風切羽を落とした男だった。
※昔書いていたものを掘り起こしました。素直じゃない元軍人女性と、器用じゃないエリート軍人とのすれ違い恋愛ものです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 00:30:37
15580文字
会話率:29%