どうもはじめまして紳士淑女のみなさま。私、産まれてすぐさま親に捨てられたわけでございますけれども…世の中には親切な人もいらっしゃるものですね。ここまで立派に育てていただきました。ありがとう親分!この恩は忘れないよ!だから貴方の右腕だったこの
腹黒男をどうにかして!ああぁ駄目だこの腹黒かなりタチが悪いじゃねーか!くそぅ前まで犬みたいに下僕やってたくせに急にどうした!───────拾って貰ったお家が堅気な場所じゃなかった彼女はすくすくと成長し、育ててくれた親分が昇天してしまったすぐ後、なんと次期親分に命を狙われはじめた。それに乗じて逃走を目論んだ彼女は、それまで従順に仕えてきてくれてた世話係こと腹黒男に手のひらをかえされて?……なっなんだこれどうすればいい!? 不幸に見舞われた彼女の不幸物語、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-02 01:53:18
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会話率:24%