主人公は偽りの証言で、大切な侯爵令嬢に罪をかぶせてしまった。
時を経て【冷血の女伯爵】と呼ばれる彼女は、晩秋の教会で因縁の再会を果たす。
断罪された令嬢はかつて王太子殿下の婚約者。
聖女とされる少女は、謎めいた言動で運命をかき乱す。
月光に
照らされた庭で、過去の罪と赦し、そして交わされなかった想いが静かに揺れる。
これは、赦しを求める者と、すでに赦していた者が紡ぐ、静かな贖罪の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 09:02:30
8530文字
会話率:9%
許すではなく、赦(ゆる)す――――
私は出会ってしまった、赦されぬ恋に。
姿は見えても、声は聞けても、触れることはできない。
そんな不思議で、甘く切ない恋。
住む世界が、生きる世界が違う。
自然と運命は、彼と私を引き離した。
それぞれのパートナーと、人生を別々に生きた、10年間。
それ超えて、奇跡はやってきた。
意外な結末をもたらして――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-02 11:48:42
2565文字
会話率:4%