アナベラ・クロイドン伯爵令嬢は、幼い頃見た手品に感銘を受けた。そして研鑽を重ね、鮮やかな手品を人に披露できるまでになった。しかしそれは手品とは似て非なるものだった。アナベラ自身も手品だと信じていたのだが、マシュー第一王子に別物と指摘される。
アナベラはマシューのアドバイスを受けながら、親交を深めていった。そんな時、隣国と戦争が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 07:43:08
8331文字
会話率:44%
「私の推しがこの世界にいるってマジ?!」
とある国に、強く美しく賢い王子様が住んでいましたとさ。彼は、没落貴族の令嬢に一目ぼれし、あの手この手で令嬢を落とそうと頑張っていました。その王子をサポートする敬虔な従者は、ある日自ら令嬢のおうちに、
主から贈りものの運送を頼まれた。しかし、その令嬢はちょっと普通と違いました。
「ごめんなさい、私の推しは王子じゃなくてあなたなのよ!従者様!」
そんな告白をされた従者の運命は?この恋はどこに行くのか?従者は主の屍を超えられるのか?!推しの定義とは??
※カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 16:17:03
13162文字
会話率:50%
「……!もう我慢ならん!ヴェロニカ!僕はお前との婚約を破棄する!」
王立学園のカフェテリアで、王子がその婚約者に婚約破棄を叩きつけます。
……しかしその場面は、ちょっぴり奇妙な舞台と登場人物で構成されているのでした。
※表舞台と裏舞台の
前後編です。裏はボリューム少なめ。エピローグ的な感じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 11:18:03
9893文字
会話率:60%
■注! 主人公は前世の記憶の影響で大半の男が病んでるホモだと勘違い中■
今日も幼い王子は怯えている。
できる限り周囲の人々には勘付かせないよう、いつもの「賢い王子」の皮をかぶって。
幼い彼には秘密があった。
三歳の誕生日を迎える深夜、前
世の記憶がその頭に追加された事である。
今まで見た事も聞いたことも無いそれは、地球という星の日本という国で生きていた、良い大人だった腐女子のソレ。もちろん勉学関係の記憶もあったが、今、王子に多大な影響を与えているのは前世の腐女子友達から無理矢理押し付けられた、成人向けBL漫画の記憶だ。
幼い王子の前世なる人物は相思相愛の明るい話が好みだったが、件の漫画を押し付けて来た友達は正反対の趣味。下手すると死亡・流血沙汰な鬱展開物が好みだったのだ。
当然、前世の記憶にある押し付けられた漫画の中身も友達の好みな内容ばかり。
記憶が追加された幼い王子が「このままじゃ、男に殺される!」と恐怖したのも仕方のない事であった。
だが、その事ばかりに囚われていた彼は中々気付かない。
この世界が、前世で攻略本のみ読んで積みゲーにしていた乙女ゲーム、『こっちも向いて』の世界である事を。
自分が、かのゲームでのラスボス兼、隠し攻略キャラである事を。
彼は、ペンと紙を手に行動を開始する。
男女間の恋愛漫画を流行らせて、己の安全地帯を築き上げる為に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-28 18:07:05
9563文字
会話率:18%