亜暦2300年。
過去最悪の大災害により、人口は大幅な減少をみせる。
生き残った者の一部に降り掛かったのは、形容し難い身体の異変だった。
死した者の生命を喰らったと揶揄され、巡る輪廻に異常をきたした者達は望まずして異能力に目覚める。
後に、その災害は『命の再分配』と名付けられた。
異能力の行使により国は荒れ果て、犯罪者を裁く組織ですら機能しない地獄と化す。
そんな中、政府により結成されたのは『還し屋』と呼ばれる異能力に目覚めた者を狩る組織だった。
物語は──特別警戒区域アリスと呼ばれる場所で、柊 弥夜《ひいらぎ やえ》が、夜葉 茉白《よるは ましろ》と名乗る少女と出会う事から始まる。
繰り返される還し屋との争い。
互いの過去を知った二人は、荒廃した世界でも生きる為の理由を見付ける。
其れは──死ぬ為に生きる事だった。
ノベルアップ+様、ノベリズム様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-25 17:48:23
250707文字
会話率:65%
【人口減少/衰退阻止計画】
1:一部軍事兵士部隊の機械兵器化
2:一部警戒区域の機械兵器によるパトロール
3:危険区域(調査対象区域)調査員の機械兵器化。
4:省略
5:省略
6:…
最終更新:2019-01-30 00:00:00
260文字
会話率:0%
東京に隕石が落下し、中に含まれていた種子から育った植物の出す花粉で、人が植物化し最後は、花になる奇病で大混乱が起こる。急成長する植物に政府は、東京の中心を特検区に制定。
一般人の立ち入り禁じ、新たな省庁の特険庁に管理させる事になる。そんな特
検区で、行方不明者の消息や財産の回収などをする各種業事後処理代行業が始まった。体質的に植物化せず特検区ないで活動できる少数の人たちによる、よろず請負い業である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-24 23:10:18
1136文字
会話率:12%
元陸上自衛隊員の女性、三崎玲奈(みさきれいな)が、東日本大震災から二か月後の福島へ、被災動物救援ボランティアに行く。そこで見たのは、原発事故のために設定された警戒区域内の過酷な現状と、それでもつながっている命、そして小さな命ひとつもおろそか
にしない人々の姿だった。
決して報道されない、その存在さえ認められない人々と、彼らに救われた命との交流の中で、玲奈は大地震、大津波、原発事故という三重苦に見舞われた福島の知られざる真実を目の当たりにして行く。
なお、当作品はフィクションですが、描かれた内容はほぼ現実のものです。
当作品は、総合防災情報ブログ「生き残れ。Annex」にて連載したものを、まとめて掲載させていただくものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-23 13:51:15
61170文字
会話率:45%