正しさを愛し、間違ったことを許せないお嬢様、千堂雪華。彼女はイケメンに告白され、振ったことをきっかけにしていじめに遭っていた。そんな雪華の耳にあるうわさが届く。「読書研究会には困った人を助けるヒーローがいる」、と。
その噂を信じて助け
を求めた雪華だったが、そこにいたのは正義とは程遠い存在だった。射丹務新斗。人助けになど興味がなく、助けてほしいなら金か身体を差し出せと要求し、初対面の雪華を嫌いだと言い出す始末。ヒーローと呼ばれていたのは去年度まで在籍していた別の人間だったのだ。
だがそれでも、新斗の力は圧倒的だった。相手を完膚なきまでに叩きのめす話術、どんな人間にも臆さない胆力。雪華はその能力を信じ、助けを求める。
口汚い言葉で罵り、人間関係をめちゃくちゃにし、小癪な手段で暴れまわる新斗。しかし雪華はその最中気づく。性悪で嫌われ者の彼が、この学校のヒーローだったということに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 07:04:19
89641文字
会話率:68%
春は、新しいものと出会う季節。
新しく高校に入学して、新しい友だちもできた。
新しい部活に入ろうとして、新しい恋が始まった。
文芸部に入りたかったのに、文芸部室にいた先輩に一目惚れした結果、なぜか「天文学部」と「読書研究会」に入ることにな
っちゃったわたし。
果たして先輩との恋は実るのか?
というか、「天文学部」と「読書研究会」ってなんですか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-27 00:05:22
700文字
会話率:44%
クリスマスイブの朝、部屋に届いた宛先不明のラブレターの送り主を模索するため、手掛かりを追い求める。所属している読書研究会の先輩の神楽坂姉妹、幼なじみの綾瀬優子、そしてまだ見ぬ第四者が影を潜めていた。
これはクリスマスイブの宛先不明のラブ
レターから始まる恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-21 12:34:11
1381文字
会話率:60%