「あなたは、人を殺す可能性があるの」
夜舞【よまい】病棟と呼ばれる施設に置いて行かれた私。
迎えに来てくれたのは、魔法界の権威と呼ばれている魔法使い様。
でも、魔法は滅びゆく力と言われている。
いつか、魔法使い様が必要とされなくなる日は
やって来る。
鳴り響く鐘の音は、誰かに幸せを運んでいると言われている。
今日も、鐘の音が鳴り響く。
今日も、誰かが幸せになった。
でも、空から鳴り響く鐘の音には、こんな噂もあるんです。
空から鐘の音が鳴り響いた、その瞬間。
この世界を生きる誰かの記憶が消されているって。
【他サイトにも投稿している重複投稿作品】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 18:20:00
113261文字
会話率:36%
俺は冒険者を目指している名前はラッキー。今日は待ちに待った10才になった者が教会で神からのギフトとして『適正職業』と『スキル』を授かる大事な日だ。
『適正職業』が無いと才能無しだと扱われて冒険者はおろか就職に就く事も難しいと言われている
。
近所に住んでいた村の友人達とパーティを組んで冒険の日々を夢見て神託を受けたのに何故か俺だけ『適正職業無し』判定で、唯一授かったのは『ポイントカード』という教会の神父も知らない謎の『スキル』だけが授かってしまった…
村の友人達は冒険者に適した『適正職業』や『スキル』を授かり、俺を置いて旅に出てしまった…
一度は冒険者を諦めた俺だがユニークスキルの『ポイントカード』が覚醒して様々な力を得て最強の冒険者になる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 06:00:00
142104文字
会話率:65%
医師の家に育ち海に近い過疎地の診療所に住む医者となったものの、開業して一年もしないで二度の交通事故に遭い、加えて内科疾患を複数併発。
何をやってもダメな木偶の棒と評判の医師は、山武と書いてヤブと読む。
先祖代々の間抜けとまで言われてい
る。
ボヤボヤした毎日が何時しか事件に巻き込まれ、行き着いた先は大宇宙。
長い事旅して地球に帰ってきたのは、十年後だった。
※ 夏目漱石の【草枕】のパロディーで書き始めたのですが、長くなって終いには別物になりました。
※ 一部に夏目漱石の草枕に強い影響を受けた表現が含まれています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 05:41:04
327898文字
会話率:13%
中世ヨーロッパに似た世界にレオンハルト=イエーガーと言う男が居た。男は辺境貧乏男爵の三男だ。
戦闘能力を現す身体強化レベルが兄姉に比べ、とっても低いので、イエーガー家のミソッカスと言われている。
故郷を襲った災害により入学を取りやめられたレ
オンは、二人の獣人の少女をお供に自分の力で学校に行ってビッグになろうと故郷を飛び出た。
何かと寄ってくる姫達、彼と彼の家族を襲う陰謀や災難を乗り越えて、彼はビッグになれるのか。乞うご期待。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-15 00:00:00
744743文字
会話率:45%
迷宮ーー。それはある時突然この世界に現れ、それ以降様々な場所に生まれてその数を増やしてきたと言われている。迷宮内は平原や森林、海、空など多種多様な環境にあふれており、その規模も千差万別である。
当初迷宮がこの世に現れた時、現れた国の対応
はそれぞれ異なっていた。出現により村が一つ消えたことから周囲一帯を封鎖し立ち入りを禁止したり、不審なものとして入り口を封鎖したりとさまざまであった。なかには静観した結果迷宮から魔物が溢れ、周囲の村や街を飲み込んだ結果制圧できた頃には地図から県が消えたと言われている。
一方で、果敢にも内部へ調査隊を派遣した国もあった。その国も初めのうちは少数精鋭で調査隊を送り込んだものの、一カ月が経過しようとも誰一人として帰ってこなかった。しかし、ある時調査隊の一部が帰還に成功したことで内部の様子が判明した。その結果、迷宮内には大きな危険が存在するが、それ以上に資源や未知のモノに溢れていることが判明した。
それ以降、各国はこぞって迷宮探索に乗り出し、時には多大な犠牲を払いながら、時には危険を持ち帰りながらも探索を進めて行った。
その結果、得られた資源や迷宮内の魔術理論の解析などから急速に武器や魔術が発展し、安全性が向上するに連れさらに大きな成果を持ち帰るようになった。
現在においては迷宮内の探索を専門に行う職業である探索者は当たり前のものとなっている。
しかし、今回記して行くのは現在の迷宮探索の様子ではなく迷宮が出現した初期、いわゆる黎明期と言われる時代のことである。
様々な冒険譚や探索にまつわる手記などを読まれた各人に取っては当時の人々の行動や決心は愚かしく感じる部分も多々あると思われる。しかし、これは紛れもなく当時未知の領域に文字通り生命を賭けて挑んだ人々の物語である。その何かが読者諸氏に響くものが有ればこの話を纏めた甲斐があると思う。
ーー序文より抜粋折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 23:22:46
148448文字
会話率:48%
成人の祝福。
人族が16歳の誕生日に職業とスキルを得る事が、そう呼ばれる。
その得られる職業とスキルは、本人の素質、努力、神の気まぐれで決まると言われている。
そして、その得た職業とスキルで、その後の人生は大きく変わってしまう。
だが、それを打破する事も世界の理には有る。
それは、世界に勇気を示す事。
だけど、そのハードルが高すぎて、強くなれない人族。
そんな異世界に、神らしき存在が裏技を使う事によりチート職業勇者職を与えた者が居る。
そして、その神らしき存在に、勇者だとバレルと権力者に抱きかかえられ、強い力の影響の及ぶ範囲が狭くなるので、出来るだけ隠れてと指示された。
なので、主人公は同じパーティの友人にも嘘をつくことに。
隠れ勇者イサムは、今日も偽り・嘘をつき続けます。
残酷な描写があり、嫌な性格の人達も出て来るので、そう言うのが苦手な人は避けた方が良い作品です。
お題をもらって書くのも良いかも、と急遽描いた作品です。
推敲は不十分で、プロットは他作品からの流用で不十分なのですが、期間制限があるので、とりあえず投稿してみます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 22:00:00
461488文字
会話率:18%
**「声も容姿も完璧! でも生活能力はポンコツでした――」**
高校生にして**声優養成所に通う天宮《あまみや》玲奈《れいな》**。
その美貌《びぼう》と圧倒的な声の才能で、周囲からは「将来有望」と言われている。
しかし……
**家では生活能力皆無のポンコツ少女だった!**
洗濯?できない。
料理?論外。
鍵を閉め忘れ?日常茶飯事!
そんな玲奈が、ある日偶然出会った**平凡な男子・高坂《こうさか》悠真《ゆうま》**に助けられ、
成り行きで彼に**生活を介助される**ことに!?
しかも、玲奈は**性にも無自覚なうえに距離感バグ持ち**。
平然と下着姿で歩いたり、無邪気に悠真を振り回してしまう。
最初は「こいつヤバい……」と呆れる悠真だったが、
一緒に過ごすうちに、次第に彼女への印象が変わっていく――。
**声優を夢見るポンコツ少女 × 振り回される世話焼き男子!**
笑いあり、ドキドキありの**ポンコツ生活ラブコメ開幕!**折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 20:00:00
51369文字
会話率:52%
「アリシア。婚約破棄をしてほしい」
「婚約破棄…ですか」
「君と僕とでは、やはり身分が違いすぎるんだ」
「やっぱり上流階級の人間は、上流階級同士でくっつくべきだと思うの。あなたもそう思わない?」
「はぁ…」
なんと返したら良いのか。
私
の家は、一代貴族と言われている。いわゆる平民からの成り上がりである。
そんなわけで、没落貴族の息子と政略結婚ならぬ政略婚約をしていたが、その相手から婚約破棄をされてしまった。
理由は、私の家が事業に失敗して、莫大な借金を抱えてしまったからというものだった。
もちろん、そんなのは誰かが飛ばした噂でしかない。
それを律儀に信じてしまったというわけだ。
金の切れ目が縁の切れ目って、本当なのね。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-14 11:02:48
7943文字
会話率:59%
「妖」。人の世に住む異端の存在。人と妖が生きるこの世で起こる不可解な出来事には決まって妖が関係していると言われている。しかし、一般人には妖は見ることができず、その存在に気が付くこともできない。
その妖を祓い、人の世に調和をもたらす存在が
「陰陽師」である。
「倉宮晴人」は普通の高校生だった、ある日までは。
その日、晴人は子供の頃の夢を見た。京都にある父の実家に遊びに行った日の夜のこと。桜の木の上に座る人影を見た晴人は何となく話しかけに行って・・・。
そんなある日の出来事を夢に見たのが前兆だったのかこの日は普段感じない嫌な感覚を朝から感じていた。何とか高校へ行く準備は整え、家を出たが、気配は増す一方でどうにか振り切ろうとするが、遂には周囲を囲まれてしまう。
気配の正体は大量の妖で彼らは何故か晴人を狙っていた。妖達が一斉に襲いかかった直後、晴人を守るように無数の斬撃と炎が妖を薙ぎ祓った。たじろぐ晴人を守るようにして五人の「式神」が姿を現し、晴人を抱えてその場を後にした。
倉宮家の別邸に一時避難した晴人は式神「朱雀」から父「晴信」からの手紙を受け取った。中には倉宮家がどういった家なのか、晴人が狙われる理由、五人の式神についてが書かれていた。手紙を読んだ晴人は自身の身を守るため、陰陽師について考えるため、そして何より自分を主と呼ぶ式神達について知るために陰陽道を学ぶ塾「青霊堂」に入学することを決めた。
陰陽の道を学んでいく内に自身の血と妖に狙われる訳について知った晴人は式神達と共にどうやって迫りくる脅威を退け、自らの運命と向き合うのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 16:00:00
188101文字
会話率:30%
将棋×ぼっち
プロ棋士河津稜は、周りから孤独の棋士と言われている。
友達も家族もいない、師匠も既にこの世にはいない、ファンもいない、自分自身はぼっちではないと思い込んでいる。
ただ諦めない心は誰よりも強い。そんな男の物語。
最終更新:2025-03-08 20:00:00
182640文字
会話率:47%
死んだ人が成仏できずに未練のある場所に縛られてしまう。世間では未練仏と言われている。高校生の翔(カケル)はそういう世界に生きている。未練仏を通して見る、人間模様。その中に色んな物を感じながら、思春期の翔は成長していく。
最終更新:2025-03-07 12:36:37
49323文字
会話率:58%
地球温暖化や度重なる異常気象によって人類が滅亡した、遙か未来の話。
地球の陸地面積は、海面上昇の影響でかつての3割ほどにまで縮小した。
結果、生き残った世界中の陸上生物は、各々の生息地を捨て、残された僅かな土地に集まり暮らすことになった。
それによって、この時代の地球では、以前では考えられなかったほど多様な種類の生物による生態系が形成されている。
長い年月を経た進化によってか、はたまた別の何かによってか、人類が昔に思い描いた空想上の生物すらも誕生したと言われている。
さて、そんな世界のある森に、一匹の獣がいた。自分の生まれはわからず、コンプレックスばかりで自分に自信がない。しかし、獣の周りには明るく頼れる仲間たちがいた。彼らは皆助け合い暮らしていた。獣は幸せだった。
―――あの日までは。
これは、小さな獣と、それを取り巻く生き物たちの日常と転機の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-04 17:43:43
4284文字
会話率:50%
三大秘宝。
世界のどこかにあるとされる「地の秘宝」、「海の秘宝」、「空の秘宝」の三つを指し、それら全てを集めると願いが叶うと言われている。
その秘宝を誰しもが求め、探し、そして誰も見つけられていない現在。
そんな世界を「六天の星王(グラム・
キングス)」と呼ばれる六人の王が統治していた。
彼らは世界中の人々から敬われ、讃えられ、目指すべき頂点ともいうべき存在だ。
三大秘宝などという御伽話のような代物よりも、彼らの方が信頼を得ている時代。
物語の主人公であるニーヴィアもその世界で生きる一人の少女。
しかし彼女の目的は三大秘宝を手に入れることでも、六天の星王に上り詰めることでもない。
彼女はただ、自分を取り戻すために冒険する。
これはニーヴィアという少女が、己の過去と未来を乗り越え運命を辿る物語。
どこかの時代。
いつかの時代。
秘宝を手にした彼らはこう呼ばれた。
魔宝使いと————。
第一章 空は遥か遠く
第二章 空は森と共に
第三章 空は地下に笑う
第四章 ???
第五章 ???
第六章 ???
第七章 ???
第八章 ???
第九章 ???
第十章 空は大空に挑む
本作はカクヨム様にも同時掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 22:46:43
39076文字
会話率:39%
夢の世界には、古今東西の偉人たちが年代も国籍も越えて集っているという。悩み多き若者だけが辿り着けると言われている。
伯爵家の令嬢、スぺレッセはピンクブロンド色の髪を持って生まれたというだけで、家族から疎まれ捨てられるはめになる。家族の元に戻
ってからも、辛い思いをしながら、なんとか生きていこうとする。
そんな彼女は夢の世界で、偉人だったらしい三人のおじさんと出会い、少しずつ強くなっていく。
自分の道をみつけるために。
※歴史上の有名人っぽい存在が出てきますが、あくまでモデルです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 13:29:44
15253文字
会話率:34%
大陸中央煌国。
うちは貧乏なので16歳で嫁に行けと言われている。そして明後日16歳。つまり私は近いうちに誰かの嫁になる。
誰だろう? 長屋の年頃の男性? と思っていたのに衝撃的な結婚お申し込みが来た。
上級公務員の家系、卿家の跡取り息子か
らの結婚お申し込み。
竹細工職人の3女、貧乏長屋娘には2度とない幸運な縁談。両親は結婚お申し込みの日に、よろしくお願いしますと頭を下げた。
ぼんやり、覇気がない、もたもたした娘だから誰も嫁にもらってくれなそうと困っていたらしいのに、無事にお嫁に行けることになった。
お相手は卿家跡取り息子ロイ・ルーベル。
そろそろ結婚しようと考えたので、そろそろ嫁に行く娘を探し、さらにその中でルーベル家の求める条件に合う娘を選んだという。
条件は家事一切を任せられること。手足の悪い義母の世話を出来ること。健康なこと。跡取り息子を産めそうな娘。子が産めない場合に養子をもらうことが出来る家であること。
母は6人の子を産んだ。娘は5人。私も子が出来やすいだろうし、子が出来なくても姉や妹達の誰かしらから養子をもらえるだろう、と言われた。
結婚お申し込みでは美しい簪を贈られ、結納用の着物一式を贈られ、指定された花嫁授業後には花嫁道具一式も贈られた。
簪以外は本来嫁側が用意するものらしいのに全て相手持ち。
身分差があり、うちは得しかないという不思議な縁談。
こうして、私リルは苗字のない平民から卿家ルーベル家の嫁になった。
☆★
とにかく「リル」が良い。どちらかというと無口な息子が、祖父母にも父親にも自分にも逆らったことのない息子が、毎日、毎日、毎日、毎日、毎日、こう言った。
「他の娘なら、誰も嫁にもらいません。母上が家を守り続けて下さい」
体の悪い母親に一生働けとは恐ろしい脅迫文句を思いついたものだ。なぜ卿家の嫁が貧乏長屋の馬の骨なのか……。
【15Rは念の為です。山も大したオチもなく、ライバルの登場もなし。主人公が幸せな生活を送っていきます。ほのぼの暇つぶし系恋愛話として書きました。30話くらいで終わる予定です】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 12:49:08
2152564文字
会話率:50%
2088年、世界には三人の殺人鬼がいた。
ジャックザリッパーと呼ばれる殺人鬼。師匠からはその残酷な殺し方から「残殺」と名付けられた。しかし本人はそれを快く思わず、自分のことを「ジャック」と呼んでいる。目標は人類滅亡。
メリーさんと呼
ばれる殺人鬼。一度そのメリーさんから電話が繫ればどれだけ逃げても殺される。殺人技術を何処で手に入れたかは不明。所在も不明。謎多き殺人鬼。一部の人間からはもう死んでいる幽霊、呪いのようなもだと都市伝説のように言われている。
闇と呼ばれる者。夜の闇と共に動く。襲われて顔を見れた者は一人も居ない。「残殺」を育てた張本人であり、元はスパイだった。コードネームは「黒柳」目標は自国を戦争に勝たせる事だった。
このような殺人鬼達がどのような道を歩んで行くのか、それを描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 21:58:22
204655文字
会話率:50%
ナルフェック王国にある貴族の子女達の為の教育機関、ラ・レーヌ学園。毎年聖誕祭休暇が明けた冬、学園の食堂では冬季限定でデザートとしてガレット・デ・ロワが出される。このガレット・デ・ロワの中にはフェーヴが入っており、フェーヴを引き当てた者は恋に
関する幸運が訪れると言われている。
果たしてフェーヴを引き当てた者達には恋に関する幸運が訪れるのだろうか?
これはフェーヴを引き当てた四人の物語。
シリーズ過去作に関連するキャラが多数登場しますが、過去作を未読でもお楽しみいただける物語になっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 13:00:00
16603文字
会話率:35%
昔ある国では、異能を持った人間を造り、新たな戦力とするために秘密裏に研究が行われていた。
だがある時、何者かの手引きにより被験体全員が逃げ出した。
異能を持つ彼らはあらゆる国へと逃げ、異能を持つ子孫を遺した。
今の日本では、異能を持つ者と持
たない者の割合は半々だと言われている。
異能を持つ連雀緋莉は、学校内で喧嘩を売り、また喧嘩を買う奴として有名だった。
一言で言うと問題児である。
この話は、その問題児の彼が主人公の話です。
分かりづらい表現等、多いとは思いますが読んでくださると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 12:08:37
14472文字
会話率:40%
――世界は不思議なことで満ちている。
小学生の一月 京介〈ヒトツキ キョウスケ〉は月を見てはいけないと父の亮介〈リョウスケ〉から言われている。
ある夜、月夜の空から降ってきた欠片を京介は拾う。
小説、ムーン・パルスのサイドストーリーです
。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-01 11:45:09
1014文字
会話率:12%
とある村に、ぼんやりした男がいた。何かを考え込んでいるわけでも、悩んでいるわけでもない。ただ、生まれつきそういう性分なのだ。畑仕事をさせても、手を止めて空を見上げてばかり。叱られたところで真面目に働くのはせいぜい数分が限界だった。そんな男
に親や兄弟もとうに呆れ果て、最近では「山に入って山菜でも採ってこい」と言われている。つまり、目障りだからいないほうがいいというわけ。
男は一応、山菜を持ち帰るものの、朝から夕方までかけたわりには量が少なすぎた。やはり、山の中でもぼんやりとしていたのだ。家族もそれに気づいたが、今さら何を言っても無駄だとわかっているので、咎めなかった。
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最終更新:2025-01-26 11:00:00
3115文字
会話率:38%