高校デビューで運動部に入った白野孝介(しらの こうすけ)は、慣れない練習の疲れからか熱中症であえなく帰らぬ人となる。
そして神様的存在に転生させられた先は、超常的な魔剣の栄えし異世界――――だが、その中でも屈指の嫌われものの触手使いであった
。
かつて世を乱した淫魔をスレイする為に生まれた触手魔法は、今では忌み嫌われる厄介者。
天下に憚る日陰者で、ついてきたのはぽんこつ師匠。
職なし、身分なし、おまけに触手の才能なし。
そんな最悪の環境の中、シラノは世の触手使いの名誉のため《触手剣豪》として立ち上がると決めた――――。
捨てるは命。ここぞ死地。
相対するは数多の魔剣。相手にとって不足なし。
――――――魔剣、断つべし。
※猥褻はない
※申し訳程度のクトゥルフ要素折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 16:12:34
1122059文字
会話率:37%
ある日突然、異世界転移にあった少年、透久渡 億斗《スクド オクト》はある能力を授かる。
召喚者である美姫は請い願う。
「勇者様、どうかそのお力で世界をお救いください。」
授けられたものそれは『触手魔法』という魔法であった。
いやいやいや、待
ってこれで世界とか救っちゃったりする感じですか?
え?魔王の名前、深淵を統べしもの《ダークネス》とかいうの?『深淵魔法』の使い手だって?俺の魔法触手だよ?あらゆる触手を操るだけの能力だよ?これでどう戦えと⁉︎
『俺のチートが触手すぎるんだが』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-24 22:52:07
640168文字
会話率:39%
将来の夢は正義のヒーロー。そんな大それた夢を子供だった朝霧 正は分不相応にも掲げる。あの頃は、まだこの世の非情さを知らなかったから。それから十数年ほどの年月を経て、高校生となった正は狂ったようにひたすら人を助け続ける毎日。イジメに耐え、人
助けに勤しむ彼の心中は無に等しい。そんな心を持たないロボットのように同じ生活を繰り返していたある日、強烈な眠気に誘われるまま瞼を閉じた正は次の瞬間、広大な自然の真ん中に佇んでいた。異世界に召喚された正は勇者として、この世界を恐怖に陥れる魔王と戦う事を決める。この世界の全てを護るために、全ての武器種を同時に扱う『オール・ウェポン』の力を用いて戦火に身を投じる。その姿はまるで、人を助ける欲に飢えた獣のように──。心を閉ざした無口な勇者の物語、その扉が今、開かれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-30 19:36:45
28742文字
会話率:34%