私の名前は『楓』歳は16歳。
10年前に私を置いて居なくなったパパとママを探す為に冒険をしています。
私は家族に会いたいだけのJKなのに、何で象より大きい虎や、人間サイズのカマキリの群れを退治しているのでしょう。こんな生活イヤよ…。パパ
、ママ早く会いたい…。
その頃とある場所にて…。
『やっぱり帰る方法はこれしかないみたいだし、そろそろ動きましょうよ?』
「そうだな、コレばっかりはしゃあないし、行くか!」
『気が重いわね…。それにしても、あの子は元気かしら?早く会いたいわ。』
「そうだな…。10年もほっといてるからな。どんな顔して会うかも考えなきゃなぁ…ってかよ?」
『何よ?』
「おめぇその格好で会うの?」
『何でよ?』
「何でって、日本には角と羽が生えた人間はいねぇだろ?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-17 03:43:41
3469文字
会話率:22%
その島には、白い夜が訪れる。
霧である。
月が出ると、その様相は一層引き立つ。おぞましいほどに美しい。
その原因は誰も知らぬ。漂う海風の具合か、それとも大地の呼吸がためか。そもそも島の人間は、そんなことを気にも留めぬ。そう在(あ)る
ものだと思っている。
特殊である。異様である。昼に見た景色は、そこにはもうない。
この島は内地と違い過ぎる。
――“異形の者”も、居る。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-26 09:07:24
102331文字
会話率:39%