僕の名前は、愛雨『あいう』悩める十七歳。
俺の名前は、和音『わをん』荒ぶる十七歳。
私の名前は、夜夕代『やゆよ』恋する十七歳。
僕たちは、ひとつの子供部屋をシェアしている。
僕たちは、ひとつの勉強机をシェアしている。
僕たちは、いつも一緒。
だって、僕と、俺と、私は、ひとつの体をシェアしているから。
春夏冬くんは、変な名前。
秋がないから『あきない』くん。
春夏冬くんは、僕の、親友。
春夏冬くんは、俺の、ライバル。
春夏冬くんは、私の、恋人。
僕たちは、春夏冬くんが大好き。
だから、僕と、俺と、私は、春夏冬くんもシェアしている。
神仏の祟りにより、ひとつの体を共有して生きることを運命づけられた三つ子と、その友人の、青春ラブコメ日本代表。閉塞感漂う令和という時代を、それぞれに生きづらさを抱えながらも、スチャラカに生きる若者たちの、群像劇世界大統領。
【作者より】
①Q輔と申します。なろうでは『二番目のママへ 私は病気で、もうこの子を育てることが出来ません』という作品が2024・6月の時点で、純文学ジャンル年間ランキング1位。同ジャンル20年の累計ランキングでは、名だたる書籍化作家様に混じり16位に食い込んでいることが密かな自慢でこざいます。
②主人公の設定上、ボーイズラブの要素がありますが、それを主軸に置いた作品ではありません。
③物語中盤から、主人公の三人が体を乗っ取り合うことにより、作中で一人称視点が入れ替わることがあります。作者はこれを『落語モード』と呼んでいます。
④初投稿の6月5日は7話までを投稿します。以降は、平日(月)~(金)の毎朝7時20分に投稿する予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-26 07:30:00
215204文字
会話率:54%
私、今市香澄には、小学一年生の入学式の時に初めて出会って、一目惚れされた男の子がいる。
三条誠也、意味がわからない男の子だ。
初めて出会った時から、プロポーズをされている。
「結婚しよう」
「やだ」
「ぐはっ!?」
何回そんなやり取り繰り返
したのか。
そして高校1年生が終わる頃、1日だけプロポーズがされなかった日があった。
その次の日……私は、頑張った。
※本作は『「結婚しよう」「やだ」を繰り返していた幼馴染に、1日だけ求婚しなかったらすごい心配して甘えてきた』という作品の、視点替えの作品です。
この作品を読む前に上記の作品を読むことを推奨します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 18:00:00
9955文字
会話率:54%
ネット小説にはまった主人公(女)とその旦那の微妙なすれ違い&らぶ。基本コメディ、ときどきシリアス。
*R15です。登場人物の会話などで、ほんのりとですが性に関して取り上げている場面もありますので、苦手な方はご注意ください。
*作中で、主人公
が読んでいるファンタジー恋愛小説が登場し、ときどき進行します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-16 21:00:00
90078文字
会話率:30%