いつでも風は吹いていたのです――。
とある海辺の町に流れ着いた旅人・大和亮介は、
到着早々、小学生の少年・海人が危険な目に遭っている場面に遭遇する。
なしくずし的にその町に逗留することになった大和は、
海人が次々と危険な目に遭う場面を目撃
することになる。
この地では何が起きているのか――。
そして、この地に生き続ける想いとは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-21 11:02:18
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会話率:38%
いつも、月だけが見ていたんだ――。
男子バスケ部のマネージャー・青山登。
外面はいいものの、その実、鬱屈したコンプレックスに苛まれている。
日常的に嘘を吐きながら、
今日も部長・渡辺の頼みを聞いたり、
チームメイトの痴話喧嘩に巻き込まれた
りしている。
それで、いいと思ってた。
何も報われない。
誰も救われない。
それで、いい。
しかし、女子バスケ部の一年・町田梢に恋をしたことで、
歯車は徐々にずれていく。
嘘が、増えていくことになる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-02 23:55:14
218150文字
会話率:38%