聖龍に全てを委ねた国家、サルヴァドラッヘ救世国。世界を救った救世主が建国したその国家では、聖龍よりもたらされる恩寵が全てを定める。世界で最も平和で美しい国家と呼ばれる救世国には戦争も飢饉もなく、恩寵の強さにより罪すら許されることを除けば、
最も理想的な国家として大陸の半分を治めていた。
英雄の父を持ち侯爵家に生まれたラウルス・ノビリスは、時代の救世主としてその身体に救世龍を宿すが、それを秘密とされ生きてきたが自尊心に溺れ心優しいながらも傲慢に育ってしまった。しかしラウルスはある教師や救世国では悪とされる穢れた肌の人種の少女、多くの人と関わるうちに救世主や正義の信念に葛藤していく。
この国は本当に理想郷なのか、聖龍に裁定を委ねた宗教は本当に正しく人を導けるものなのか。真の救世主とは何を行うべきで、聖戦を起こし蛮人と戦うべきなのか、それとも――
栄光は、常にこの内にある。けれども栄光は、平和と相対する――――争いがなければ、栄光などは生まれもしないのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-08 07:28:46
330569文字
会話率:47%
平凡で比較的幸運な部類に入るOL、岡田里紗と、蒼き世界を治める神、瑠璃。
人と神、決して関われないように思えたその二つの道が交わろうとするとき、もう一つの道は現れる……。
共通プロローグ企画の番外編です。そちらを読まなくても支障が無いよう
に書いていきます。
協力者 tomaru様折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-17 12:00:00
8028文字
会話率:18%
魔法によって滅びゆく世界を、一人の青年とその仲間が救う話。
最終更新:2015-03-08 23:57:58
5941文字
会話率:42%