幼なじみが王太子の花嫁に選ばれた。それも、側室に。
そう聞かされた瞬間、何が、狂った。何かが、壊れた。
男爵家の跡取り息子は、弦の切れたリュートを手に取る。
演奏する曲は、流行中のセレナーデ。
恋人に捧げる小夜曲。
さあ、奏でよう!
愛する少女のために、破滅へと続く序曲を。
(バレンタインだから、ピュア恋愛を♪
……と思ったのに、180度違う方向を向いたような?
危機感から、R15を保険でつけました。
幼なじみの少女が栄光をつかみ、転落していくのを、側で……していた少年が主人公の話です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-28 20:19:52
6257文字
会話率:27%