今回のお話は、とある地域の最低賃金が過去最高の引き上げ額を達成してから約半年後のお話。
夕暮れ時を迎えた、とある街外れにある、これまたとある山の中腹に鎮座する、博士と助手くんが住む半球状のラボでは、博士が今日も現実世界では実現不可能(
かもしれない)ものに、着手しておりました。
そこにやって来た助手くんは、何か気になる事があったのか、博士にこう尋ねます。
「博士。【年収の壁】とか【178万円】って、何の事っすか?」
中々突っ込んだ質問に、博士は一瞬戸惑ってしまいます。ですが、よく言葉を吟味し、出した答えはこうでした。
「そんな事よりも助手くん。もう少しで夢のタイムマシンが完成しそうだ。手伝い給え」
「まじっすか!?」
「うん。多分、まじ」
「うぅおぉお〜!! 遂に世紀の瞬間に立ち会えるんすねぇ!? めっちゃ頑張りますよぉぉおお!!」
その時の博士の目線は、助手くんから180度それていました。
時を同じくして、退社時間を迎えたとある物流センターの休憩所では、班長が翌月のシフト表作りに四苦八苦しておりました。
「ああ! どうしても上手くいかない!! 一体、どうすれば良いの!?」
※ 【カクヨム】の方にも、ほぼ同内容のものを、投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 20:20:00
5239文字
会話率:42%
いや、ほら、アルバムが生まれた背景とか良く知らないけど、曲が好きだから、褒めて褒めて褒めまくります。
なので、その制作秘話とか、そんなものを求められると困ります。
ファーストアルバムの『旋律の女王』からラストアルバム『メイド・イン・ヘブン』
まで。
1話で一枚のアルバムを語らせてください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 00:32:28
29256文字
会話率:12%