プラシア・レゾナンシアは近接戦闘に長けていたが、魔法至上主義のこの世界ではお荷物と侮蔑され、勇者パーティーを追放された。
前世は剣が好きな女性であったこともあり、自由なこの世界に転生出来たことに喜びを見せ、とりあえず一人で旅を始める。
しかし、プラシアはただの剣士ではなく、<戦乙女(ヴァルキリー)>という最強の剣術能力者であった。
そうとは知らず、魔王に戦いを挑んだ勇者であったが、簡単に壊滅に追い込まれる。
なんとかその場を逃げ切り、プラシアの重要さに気づいた一行は、彼女を呼び戻そうとするが全く相手にしてもらえなかった。
これは剣術好きの少女が、スローライフや数々の戦いを通して、ひとまわりもふたまわりも成長していく物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-17 12:04:18
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会話率:29%