俺は死んだらしい。
そう告げたのは異世界の神を自称する子供だった。
俺は奴に助けられたらしい。
らしいというのは、俺には自分の記憶が無いので判らないのだ。
奴は言った。
「キミ、キモい」
失礼な。と怒りを感じるのが普通だろう
。
だが、俺は納得してしまった。
なにせ、俺は”左腕だけの生物”として存在していたのだから・・・
悪戯神ローロルーラの気まぐれで、怪奇生物として異世界に連れて行かれた記憶の無い男の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-25 21:16:52
47348文字
会話率:9%