死刑囚(未決)の未完の手記とそれを読んで曖昧な記憶を辿り執筆を始める、とある患者。それは果たして実際に起こった事件のミステリーとしての再現なのか? 単なる狂人の与太話か?
4作目の構想に苦しむ 尾崎諒馬=鹿野信吾は幼馴染の彼女の婚約パー
ティーに出席する。彼女の婚約者は近藤メディボーグの社長で、自社の保養施設の別荘でそのパーティは開催された。別荘は二階建ての母屋と別棟の離れから成り、間の小路にはライラックが紫の花を咲かせていた。その景色はかつて彼が習作として書こうとしたミステリー「針金の蝶々」の舞台に酷似している。
近藤社長は意味ありげな笑みを浮かべて鹿野信吾に離れの中を覗かせる。離れの中にはチープなお面が飾ってある。母屋に入ると立派な階段が現れ、そこで彼女が「いちりとせ」に誘う。旧友の水沼は「いちりとせ」は夜這いの歌だと言う。
その夜、胸騒ぎを覚えて部屋を出てみると、階段の踊り場にバケツを頭に被った「ブリキの花嫁」が……
果たして惨劇は起こるのか? 密室トリックは? 鹿野信吾は彼女を守れるのか?
AIと会話する藤沢元警部と謎の脳外科医尾崎凌駕。黒服、青服を従える近藤名誉会長。開かれる〇〇〇お茶会。
デビュー作「思案せり我が暗号」、二作目「死者の微笑」で伏線を張ったところもあるので、老脳に鞭打って実験的に公開を目指してみます。
まあ支離滅裂な変な小説かもしれませんが、そういう作風なので……
おかしなことをおかしく書く異様さ。
企みにあふれた挑戦的な作品。
2024/12/21 他所(カクヨム)であまりビューが伸びないので、こちらにもほぼ同じ作品を載せることにしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 08:16:05
312412文字
会話率:29%
三年間の従軍を終え、傷痍軍人となった主人公は、焦げ付くような硫黄の匂いを纏ったまま故郷へと帰還する。夕焼けに染まる見慣れた路地を歩き、自宅の玄関を開けた瞬間、彼はかすかに香る見慣れない女の匂いに胸騒ぎを覚える。
最終更新:2025-05-15 17:58:14
2151文字
会話率:10%
いにしえの昔。人々が暮らす唯一の小さな大陸には、五つの里が存在していた。
北方の【雪満里(ゆきみつさと)】、南方の【花散里(はなちるさと)】、西方の【風舞里(かぜまうさと)】、東方の【星降里(ほしふるさと)】、そして、大陸中央部にある【月輝
里(つきかぐさと)】である。
そこにはおのおの一人の【巫女姫(みこひめ)】と呼ばれる、天神地祇を統べる存在がおり、彼女らの神託やお告げによる祭政一致の政治が行われていた。
【巫女姫】は神が純潔の少女にのみ与えし宿命である。
選ばれた乙女には、十五歳の誕生日までに、身体の一部に【聖紋】と呼ばれる不思議な紋章が表れる。それがすなわち、国家を背負うことを宿命づけられた【巫女姫】となる証だった。
花散里の聖都【散花(さんか)】に暮らす少女・淡雪(あわゆき)は、新たな巫女姫・真珠(しんじゅ)が立つ儀式である【誓願の儀】の朝から、奇妙な胸騒ぎに襲われていた。
住まいである孤児院で水まきをしていたところ、不審者に腕を取られ、草蔭に拘束される。
侵入者の正体は、星降里の巫女姫を殺害した大罪人として指名手配されている、藍晶(らんしょう)だった。
その瞬間、彼が手にしていた青い勾玉に反応し、淡雪の胸元に巫女姫の証である【聖紋】がなぜか浮かび上がる。
花散里には新たな巫女姫がいるはずなのに、なぜ……?
巫女姫と五つの里を巻き込んだ、淡雪たちの冒険が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 12:00:00
71433文字
会話率:34%
山間にある小さな町で暮らす中学生の少年・宇佐美兎夢(うさみ とむ)は、幼馴染みで腐れ縁ともいうべき相手でもある稲葉白雪(いなば しろ)の自宅前に立っていた。
何かと口喧しかった白雪が学校に来なくなってしばらく。同級生たちの面白おかしく流
布する噂話に辟易しつつ、軽い胸騒ぎのようなものを覚えた兎夢は意を決するのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 22:12:28
3908文字
会話率:20%
晴天の空に、腹の底を揺さぶるような重低音が轟いた。雷鳴とも地鳴りともつかないその音に、通りの人々は足を止めた。胸騒ぎが一斉に波のように広がる。
最終更新:2025-04-18 07:12:00
1483文字
会話率:0%
小学生の頃から幼なじみである智哉と悠歌はいつものように美術室で智哉の描いた絵を眺めていた…
放課後また美術室で会う約束をしていたふたりだったが何故か悠歌が美術室に来ることはなかった…
胸騒ぎがした智哉が先生に事情を聞きに行くと思わぬことを聞
いてしまう…
黒猫は不幸よぶだけなのだろうか…ふたりの描く滲んだ恋の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 15:34:55
5640文字
会話率:41%
十歳の誕生日を迎えた日を境に、
おかしな胸騒ぎを感じるようになった田舎貴族の娘の私ルシア・リンクス。
ひょんな事件で前世の不幸な自分の最後を見てしまって大パニック!
――……とはなったけど、しょせん前世は前世だよね。
今の生活はとっても
幸せなわけだからもう気にしないで生きていこう!
でもあれ、ちょっと待てよ、
何だかこの世界に見覚えがあるような?
はっ、ここってもしかして、
生前やり込みまくった乙女ゲームの世界ですか?
だったらのんびりなんてしてられないじゃない。
前世のこのゲーム世界の記憶が正しかったら私の推しメンが死んでしまう!
幸い私は悪役令嬢でもその取り巻きでもないキングオブ・モブキャラ。
田舎貴族の娘の私に破滅エンドなんて存在しないから彼を助けてあげないと!
父様、母様ごめんなさい。
私は推しメンを助ける為に三年間だけ都会に出ます!
待ってて下さい推しメン様。
必ず私がルートを間違えたヒロイン様を貴方の元に戻しますから!
これはゲームに全く噛まないはずの私が推しメンを幸せにする為の奮闘記。
★のマークのお話は推しメン視点でお送りします。
※無断転載は固く禁じます(うちの子は嫁にやらん)※
(*´ω`*)<番外編完結しました~♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 23:11:02
558892文字
会話率:25%
滅亡した王国の辺境伯を祖先にもつ歴史学者シンシアは、或る日、友人の考古学者から『遺跡で発見された巨大石板の解読をして欲しい』と依頼される。
メールに添付されていた石板の画像には、祖先マクシム・バイロンの名が刻まれていた。胸騒ぎを覚えたシンシ
アが発掘現場へ赴くも、到着早々に崩落事故に巻き込まれる。
巨大な石板と共に地底に落下したシンシアは、石板に刻まれた祖先の名と紋章に触れながら意識を失った。
目覚めたのは白い世界。そこで出会ったのは、シンシアと瓜二つの女性、祖先マクシムの娘シルヴィアだった。
「どうか、エルディオン・プロキリアを救って」
滅亡した王国の元凶である暴君の救済を懇願されたシンシアが、「わたしがですか?」と聞き返した瞬間。およそ2000年の時空が逆行し、子孫シンシアは、祖先シルヴィアの身体に転生していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-05 09:36:11
45291文字
会話率:35%
婚約破棄という冷酷な宣告を受け、すべてを失いかけた令嬢・リュシア。
絶望の淵で手にしたのは、差出人不明の《血染めの契約書》だった。
もし契約書が本物であるならば、あらゆる破滅を回避できる。さらには元婚約者への復讐も果たせる。けれど──そ
の代償は誰にもわからない。
その力を頼るほどに、リュシアは堂々と振る舞えるようになるが、まるで不穏な影が背後に忍び寄っているかのような胸騒ぎも消えない。
そんな彼女の身を案じながら、いつも身近にいる男性執事は、彼女を献身的に支える。
果たしてリュシアに待ち受けているのは破滅か、それとも奇跡か。
そして契約書の代償とは……?
ぜひご一読くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 19:02:28
19194文字
会話率:37%
本投稿では創作詩 ”発達遺伝の妙” を発表します。発達障害は高い確率で遺伝すると言われています。妻は一定レベルのADHD特性や独特のこだわりがあり、私はHSP(知覚過敏)やマルチポテンシャライト(好奇心旺盛で器用ながら飽きやすい)の傾向があ
ります。それゆえ、子供達のADHD特性やASD特性には親からの遺伝的な作用が働いている可能性は十分にあります。今回は、幼少期の子供の言動に対して直感的な胸騒ぎを感じたことを思い出して、詩に紡ぎました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 21:37:09
1176文字
会話率:0%
鹿島正健は、ある夜、隣家の美しきシングルマザー・久保田摩耶の爆殺事件に巻き込まれた。摩耶は死に際に「よしみち」と言い遺し、警察は、鹿島を容疑者だと疑う始末。そこで、鹿島は、事件の真相を突き止めようと、独自調査を開始する。
まず、鹿島は、
葬儀場で会った摩耶の婚約者の吉村や、摩耶のインドネシア人上司のルクマンに接近した。その結果、入院中の摩耶の息子光司の手術費用の出所が不明な点や、摩耶の遺品の手帳に急逝した有名弁護士葛海の名が異常なほどに書き残されていた点、摩耶の死亡と同時期にインドネシア政府から発表された新潮汐発電計画と摩耶が大きく関わっている点などが判明し、鹿島は、腑に落ちぬ胸騒ぎに心を乱した。
鹿島の調査で、ルクマンが故国での研究者トップの地位を擲ち、日本に亡命した過去を知る。また、摩耶の死亡日に、同大使館員のヤジドの葬儀があり、鹿島は、インドネシア大使館の張り込みを始める。命を狙われる危険に遭いつつも、怪しい大使館員を尾行して、その男が足繫く通うバーを発見。
また、葛海の関係者の勝沼からは、葛海と麻耶の死を繋ぐ証拠〝アナンタボガ〟や謎のサイト《ランダ》の存在を得、ルクマンからは、亡命後もインドネシア諜報員の襲撃を受けたと告白された。
更に、バー潜入調査中に見掛けた心理カウンセラー沢木雅知に違和感を覚えた鹿島は、沢木が摩耶・葛海・ヤジドの死と深く関わりがあると睨んだ。吉村によれば、摩耶は、元夫の牧瀬との復縁で悩み、牧瀬が自殺した後、沢木の許に通院していたという。
鹿島は、牧瀬の過去を探るべく、牧瀬の故郷福岡へ飛んだ。当時は、暴力団の抗争事件が勃発、仲裁者の牧瀬は、暴力団に殺されたともいう。更に、鹿島は、大学時代の摩耶が谷口という家の女児を事故死させた事実を掴む。事故後も、新生児失踪事件や轢き逃げ事故などの不幸が谷口家を襲っていたとも。総合的に考えて、東京での事件は、福岡の一連の事件が原因となって引き起こされたと、鹿島は考えた。
谷口家の菩提寺に赴いた鹿島は、牧瀬の妹と邂逅。実は、牧瀬は、〝アナンタボガ〟に繋がる元傭兵であり、親友に殺されたと吐露。鹿島が事件の真相に辿り着こうとしたその時、何発もの銃弾が、突然、鹿島に襲い掛かった。
果たして、鹿島は、真犯人の魔の手から逃れ、一連の事件を解明することができるのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 15:42:45
164086文字
会話率:29%
――何か、何かがおかしい。
「先生、お疲れ様です」
――なぜか、さっきから胸騒ぎがする。
「今日も素晴らしい手術でした。患者の脳に残っていた銃弾を見事に取り除いて、私、感動しました!」
――何かを忘れているような……。
「あ
の、先生、大丈夫ですか? お疲れのようですが……」
――そうか、疲れているだけだ……本当にそうなのか?
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-21 11:00:00
816文字
会話率:37%
谷郷敦は、ある日悪夢を見て胸騒ぎを抱く。
その日の登校前も珍しいことに遭遇する。
悪夢を見たその日の放課後に、悪夢の内容と酷似したことが起きる。
彼が、ファミレスで会っていた女子がその日の夜に誰かに襲われて殺されてしまう。
女子が殺され
た数日後の朝に目覚めた谷郷がいたのは、殺された女子が生きている過去だった。
彼は、殺された女子を救い出す過酷な日々を送るハメになるのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 15:00:00
3989文字
会話率:49%
この世界で最強の職業、サムライ。
それを極めた俺は名実ともにこの世で最強の存在だ。
魔王を倒し、調子に乗って神にも挑戦したらなんか勝ってしまった。
褒美として違う場所に飛ばしてくれるというので大喜びで同意。
果てなき強さへの欲求はこの先何を
もたらすのか。胸騒ぎが止まらない。
……が、飛ばされた先は剣なんか誰も振ってない。魔術ばっか使ってる。え、なにこれ……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-28 20:23:24
5912文字
会話率:71%
美根我は、逗子を見送った後、妙な胸騒ぎを覚えるのだが…。
最終更新:2024-05-23 09:00:00
14360文字
会話率:0%
「かわいそうなカヅキ。俺を捨てて手に入れたのは、罪人の称号なんてさ」
そう言って再会したのは、異世界の勇士・遊真。
三年前、和玉の姫神子だった私は、彼を無断で元の世界に還した罪で追放され、天魔という化け物が蔓延る山の守護に封じられた。
だ
からこそ、彼が目の前にいることが信じられなくて。
「三日だけでいい。カヅキの時間をちょうだい。それだけで、俺はこの国を守る理由ができるから」
戦に勝つために再召喚されたという遊真。
私たちはかつて夢見たような穏やかな時間を過ごしたけれど、三日目の朝、彼は何も言わずに戦地へと旅立ってしまう。
胸騒ぎがして山を降た私は、彼を追った先で敵国の将軍グエンに捕まり、遊真が死んだことを聞いた。
だけど、そんな私の前に、天魔を引き連れた遊真が現れて―――?
この世界は彼にとって優しくない。
それなら私だけは、この命と引き換えにしても、遊真に優しくありたい。
それが和玉の姫神子としての矜持だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 20:00:00
27967文字
会話率:37%
高校生二年生の真白紡(ましろつむぐ)は成績優秀、品行方正、容姿端麗と絵に描いた様な優等生。そんな彼女は問題児として有名な同級生の少女、高坂紅葉(こうさかくれは)に特別な想いを抱いていた。紅葉と仲良くなりたい紡は毎日アプローチを試みるが素っ気
ない態度を取られてしまう。
ある夜、ふと目が醒めた紡は妙な胸騒ぎを覚え、学校の屋上へ行くことにする。するとそこには、異形の怪物と対峙する紅葉の姿が…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-27 03:26:57
14418文字
会話率:47%
大学生である2人の恋愛風景-
最終更新:2023-12-22 16:00:00
30463文字
会話率:47%
社会人になって仕事に慣れてきた祥人は、心の安らぎを友人の結に求めていた。ある日知人の晃が結にプロポーズしたことを知る。晃は医者であり、新薬の開発をしていると聞いていた。噂では、赤ちゃんの気持ちを理解するための「よすがの薬石」と呼ぶ読心薬を完
成させたらしい。もしも噂が本当だったら、他人の心を読んで行動できる。つまり本人が望むことを察知して心を掴めるのである。胸騒ぎが止まらない祥人は、晃の元に向かうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-18 20:42:54
6689文字
会話率:25%
駒形未晴の家にスイカを持ってやってきた元夫の正道。追い返したらいつの間にか、彼は既婚者である園辺聖花とただならぬ関係になっていた。
事故がきっかけで、二人の関係は聖花の夫、広光に露呈する。彼に謝罪に行った未晴は妙なことを聞き、胸騒ぎを覚
える。さらに数日後、未晴の母からの電話で正道の両親からの話が伝えられ、正道がSOSを送ってきたことがわかり……
この作品は【pixiv】に投稿したものをバリバリいじってます。【pixiv】版タイトル「スイカと天ぷら、そして塩 ~万が一そうだとしても」。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-03 18:15:05
5030文字
会話率:18%