新学期、中学2年生の日葵は、満開の桜が突如「白黒」になる異変に遭遇する。驚く日葵の体から桃色の光が放たれると、桜は元の色を取り戻した。戸惑う彼女の前に現れたのは、生徒会副会長の泰雅。彼は「感情には色があり、街から色が失われる異変『無彩化』が
起きている」と告げ、日葵の能力が色を「戻す」力だと見抜く。
泰雅の誘いで「色のない世界」を救うチーム《セブンコア》の一員となった日葵は、自身の「桃色」の光を制御するため、そして街の異変に立ち向かうため、仲間を探す旅に出る。
言葉を持たぬ観測者・玲央との出会いは、空の異変と「沈黙の群青」を解き放ち、寡黙な努力家・優奈の「揺らがぬ金色」は、失われた希望の道を照らす。さらに、激辛で孤独を癒やす理絵の「真紅の情熱」に触れた日葵は、心で世界を感じ取る香穂の「微細な色彩」を、美術室で目の当たりにする。
彼女たちは、時に暴走し、時に迷いながらも、それぞれの「色」の力で絆を深めていく。この物語は、色が失われゆく世界で、個性豊かな少年少女たちが自らの心の色を見つけ、手を取り合い、希望を取り戻す青春群像ファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 19:50:00
73080文字
会話率:31%
《BL作品です》
雨の日にだけ、同じバスで会う同じ学校の同級生がいる。
今まで話したこともなかったし、極力バスを避けていた俺が彼の姿を確認したのは、2年生に進級して初めて雨が降った日のことだった。
「雨の日は嫌いじゃないよ。最近は特に
、なんか特別って思うから」
そう言った君の言葉が、俺の雨の日も特別にしてしまった。
バレー部の王子様 × 美術室の美少年
「あのね、言いたいことが……」
「……雨が止んだら、俺に言わせて」
雨の日にしか関係が進展しない、高校生男子二人のピュアな恋の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 20:52:57
41618文字
会話率:69%
この春、高校に進学した牧野圭太(まきのけいた)はどこにでもある普通の学校生活を送っていた。なにか特別な事とか、そういうのとは無縁なんだと思っていた。そう‥‥‥あの時、美術室を覗いてしまうまでは。
うちの高校には入学早々に学内一の美少女とい
う称号を欲しいがままにした女子生徒がいた。名前は水瀬杏葉(みなせあずは)。以前はモデルとしても活動しており、この町のちょっとした有名人なのだ。美人なだけでなく、周りにも優しく、非の打ちどころのない人物だった。
ところがある日、俺はそんな水瀬さんの絶対にバレてはいけない秘密を覗いてしまう。驚愕の真実を知ってしまった俺は、なぜか水瀬さんと付き合う振りをすることになってしまう。自分とは住む世界が違うと思っていた人とカップルの振りだなんて‥‥‥。
さらに、幼少期の思い出に、いつも愛用していたネックレス、久しぶりに再会する事になる幼馴染など、今までほったらかしにしていた事柄が一挙に降り注いでくる。俺は普通に高校生活を送っていただけなのに‥‥‥。
これはラブコメではなく、フェイクなラブコメだ。だって、付き合って無いから仕方ないじゃん?
でも、最近の水瀬さんはなんだか楽しんでいるような気も‥‥‥。
これは俺と学内一の美少女が送るフェイクなラブコメ生活である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 21:21:44
118427文字
会話率:60%
“ふとした瞬間に思い出す。
誰もいない静かな教室。
青白く光るグッピーの水槽の前で、
生き物係だった僕たちはキスをした。”
橘夏樹は小学生の頃、友達にキスしてしまったことを今でも悔やんでいる。
高校三年の七月、夏樹のクラスに柳瀬郁
人が転校してくる。
転校初日の放課後、美術部に所属している夏樹は、テニス部の練習に参加していた郁人を美術室の窓から見かけて、その姿をスケッチブックに描く。
その絵を郁人に見られて以来、郁人は夏樹の前によく現れるようになり……。
生きづらさを抱えた男子高校生の淡くて、青い、夏の物語。
*他小説サイトにも掲載中の作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-18 00:25:10
29556文字
会話率:45%
中学二年生、僕のクラスは男女三人ずつの「班」で動く特殊な学級だった。同じ班の班長「リカ」は聡明なリーダーだったが、僕は彼女の仕切り屋な態度に反発し、毎日のように喧嘩しては泣かせていた。当然、僕はクラスの女子たち全員の敵だ。
奈良公園への遠
足で決定的なすれ違いを起こし、彼女からの「完全な無視」が始まった矢先、僕は腕を骨折する。ギプスが外れた放課後、殺気にも似た気迫で美術室に呼び出された僕を待っていたのは、涙ながらの予想外の告白だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 14:31:36
3323文字
会話率:16%
違うクラスなのに、放課後を一緒に過ごすうちに、いつの間にか特別な場所を見つけたユウとアキラ。
夕暮れの美術室で、窓から差し込む淡い光と一輪の赤い薔薇だけが、二人の間に流れるいつもと違う空気を見守っていた。
心の繋がりが身体へと導かれ、初
めて触れる肌に、お互いの温度だけが確かだった。
緊張が緩やかに溶け合い、呼吸がひとつになる頃、そこに言葉はいらなかった。
あの薔薇のように、鮮烈で、そして誰にも言えない秘密が、二人の心に深く刻まれた日。
美術室を出る頃には、外は暗くなっていたけれど、心の中に確かに宿った熱だけが、消えることなく灯っていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 23:44:13
4225文字
会話率:3%
入学当初、友達作りの波に乗り損ねた俺、佐藤一(さとうはじめ)は、浮かれた話が一つも無いさびしい夏休みが終わり、二学期が始まってもクラスに友達は一人もいなかった。
その日も、昼休みに肩身の狭い思いをしながら、教室の自分の席でぼっち飯を食べてい
た。
俺の後ろ、最後尾の席に座るのは、学校一の美少女と噂される才色兼備の孤高の女子生徒、白川瞳(しろかわひとみ)。
一度も言葉を交わした事が無い、ぼっちの俺に、なぜか彼女が二つ折りのメモを渡して、美術室に呼び出した。さらに、あろうことかその日の放課後、駅前で待ち合わせ、彼女の自宅へ向かうという展開に。
果たして、彼女の目的とはいったい何か?・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 06:44:21
134717文字
会話率:46%
感情を押し殺し、モノクロームの世界に生きる水無月澪(みなづき みお)。
美術室の片隅で、誰にも見せることのない衝動だけを鉛筆に込める彼女は、ある放課後、学園の完璧な優等生・東雲晶(しののめ あきら)の秘密ーー壁に叩きつけられた暴力的な色彩と
、押し殺した嗚咽ーーを垣間見てしまう。
その日を境に、二人の世界は静かに交錯し始める。
影を抱える澪と、仮面を被る晶。
古い灯台、夕暮れの美術室。二人だけの秘密の場所で重ねるぎこちない言葉は、互いの孤独な魂をかすかに揺らし、危うい共鳴音を奏でる。
それは甘美な毒のように互いを蝕み、依存にも似た特別な絆を育んでいく。
しかし、その歪な調和は、周囲の些細な波紋によって脆くも崩れ去ろうとしていた。
純粋な憧憬、無邪気な嫉妬、そして「普通」という名の圧力。
やがて訪れる文化祭の日、二人の関係は決定的な瞬間を迎え、信じていたはずの世界は音を立てて砕け散る。
うたかたのように儚く、けれど鮮烈な色彩を放った、二人の少女の青春。
これは、痛みを抱えながらも誰かを求めずにはいられない魂の渇望と、喪失の先にかすかな光を見出すまでの物語。
繊細な心のひだを、鮮やかな色彩と共に描き出す、切なくも美しい青春百合グラフィティ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 16:12:12
52003文字
会話率:28%
美しい物が好き。あればあるだけ良いと思っている。
其れが物であれ、人間であれ、大した違いは無い。
だが美人を見ると、見分けがつかない。
其れは冒涜に値する事では無いだろうか。
美人の見分け付かなくて。
お前、美術室の石膏像の見分けつくか?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
演者さんの顔の見分けつかね〜。
とか思いながら、SNSやります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 08:01:19
888文字
会話率:38%
15歳の高校生、黎は性別に対する揺らぎを抱え、自分の存在に悩んでいる。幼馴染の楓だけが彼を理解してくれるが、親友の紗那に秘密を打ち明けたことがきっかけで、黎の心は次第に孤立していく。学内で広まった噂やいじめに苦しみながらも、美術室や音楽室で
自分を見つめ直し、楓との関係を通じて少しずつ自分を受け入れる力を取り戻していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 00:00:00
22922文字
会話率:37%
「俺はどうして産まれてきたんだろう」
20××年。
広大な土地である北海道から、同級生が修学旅行に旅立った。もはや癖のように数年来の悩みを復唱する、その土地に縛られた中学二年生の水樹。
年々、機械技術の進歩は目まぐるしかった。
学
校全体に暴雨機能のある送風機が展開される。
靴箱には除湿機能がつき、病院ではAIロボットが看護師に混ざって応対、電子カルテを作成できるようになった。
便利になった反面、廃れていくものもある。
それはもとより懸念されていた芸術面。絵、小説、写真などだ。そんな中、水樹は物珍しい登山写真家『マミ』の作品を見ることを心の拠り所にしていた。
同級生が旅立ったその日、部活動に勤しむ水樹は先生に頼まれた。それは、大荷物を一緒に運んでほしいという、何も不思議では無い雑用。
美術室に運び入れ、開放して目にしたのは、昨今世間に話題になっているAIロボット。
エルフを彷彿させる耳と、神秘的な中性色に目を奪われた水樹は、それに触れた。
「起動しました。個体名、Re:aru(リアル)です。アルとお呼びください。マスター」
※カクヨムにも同作品があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-13 12:01:30
51667文字
会話率:47%
校舎の最北端、誰もいないはずの旧美術室。そこでは帰宅部男子「佐藤晴大」がただ1人絵を描いていた。そこは佐藤だけの秘密の空間。……のはずだったのに!謎の美女「菊田さくら」の登場により、全てが崩れてしまった!!
最終更新:2025-04-30 19:00:45
11345文字
会話率:47%
ある日、普通の男子高校生である晴大が、若手女優の菊田さくらに「私の絵を描いて」と懇願される。なんだかんだで絵を描くことになった晴大は、月に数回、放課後の美術室で絵を描くことになる。2人は次第に交流を深めていく。
最終更新:2025-04-19 20:08:16
35381文字
会話率:42%
記憶喪失の高校生、矢部聡。部活の新歓で美術室に訪れた彼は、二人の少女に出会う。「——幽霊!」一人は主人公をいきなり幽霊呼ばわりしたが、どうやらそれは本当のようで——。彼は無事に成仏出来るのか!?
最終更新:2025-04-19 23:38:43
9107文字
会話率:59%
「先生が、“先生”じゃなくなる日を、ずっと待っていた——」
美術部の藤村はるかは、静かな放課後の美術室で、美術教師・村瀬に心を寄せていた。
生徒と教師という“名前”に縛られた関係の中で、伝えきれない想いと、触れられない距離。
卒業の日、は
るかは一つの約束を胸に、新たな春へと歩き出す。
それから三年後。
小さなギャラリーで再び交差する、ふたりの視線。
変わったものと、変わらなかったもの。
そしてあの時、言えなかった言葉の続きが、今ようやく紡がれる。
—これは、時間と想いを重ねてようやく出逢えた、“先生”と“私”の、はじまりの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 19:10:00
2041文字
会話率:34%
小学生の頃から幼なじみである智哉と悠歌はいつものように美術室で智哉の描いた絵を眺めていた…
放課後また美術室で会う約束をしていたふたりだったが何故か悠歌が美術室に来ることはなかった…
胸騒ぎがした智哉が先生に事情を聞きに行くと思わぬことを聞
いてしまう…
黒猫は不幸よぶだけなのだろうか…ふたりの描く滲んだ恋の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-03 15:34:55
5640文字
会話率:41%
とある異種族学校の美術室には、木の民芸品がおかれており、
ある噂が流れていた。
『その民芸品に祈れば、願いが叶う』という噂である。
十歳のカイトはクラスメイトのラーナを連れて、
その噂を確かめるため、美術室を訪れた。
二人がお願いしていると
、突然民芸品が動きだす。
そして、そこから現れたのは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 06:12:36
8586文字
会話率:61%
美術室になんとなく立ち寄った日、僕はそこにあった人形を倒してしまった。
最終更新:2025-03-04 00:15:57
1499文字
会話率:5%
高校1年の春。学校の第2美術室で僕は先輩と出会った。
最終更新:2025-03-01 00:00:00
1970文字
会話率:37%
普通の高校生宮下奏は入学オリエンテーションで目撃した美術室の少女姫川涼乃に惹かれ、友達になりたいと考えるも接点が生まれぬまま月日が過ぎていく。
そんなある日、叔母の誘いにより裏山のシェアハウスへと引っ越すことになった奏を待ち受けていたのは涼
乃本人であった。
偶然から涼乃との接点が生まれた奏であったが、同時に彼女が持つ秘密の力にも関わっていくことになってしまうのだった──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 00:23:08
4860文字
会話率:55%
SNS、TogetherやWIREの普及により見ず知らずの人と当たり前のようにネットの世界で友人になれる。そのTogeherを心のよりどころにしている高校2年生のマンガが好きな三条 蒼空が親の都合で東京から大阪に引っ越すことになった。転校
初日に席が横になったのはTogetherのフォロワーのヒミコだった。反対側の横は、いつまでも、蒼空のことを『転校せーい』と呼ぶ舩原だった。美術室に放課後にいたのに、美術部でない後輩の美波も現れて、蒼空の高校生活はどうなる?
2021年に完結したありし夢の空の加筆修正版です。小説家になろう限定で公開します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 00:00:00
61612文字
会話率:70%