《侯爵令嬢に転生した少女が、憧れの悪役令嬢になるべく奮闘しては空回り! テンプレの呪い(?)は振り切れるのか!?》
侯爵令嬢に転生したことに気がついたピェニャ。転生するときに神様に頼んだのだから、悪役令嬢になれるのでは!?とひらめいた彼
女は、三つの目標を決めた。
一、婚約破棄される。
二、一回破滅する。
三、なんやかんやあってイケメンと幸せになる。
しかしまず婚約者がいないので、父親にねだった。
「お父様、婚約者がほしい! イケメンで、かつ後から婚約破棄してくれそうな人がいいわ!」
「何を言っとるんだおまえは」
婚約者を見つけてもらったはいいが、期待とはだいぶ違っていた。
「お父様、なんであんなのと婚約させたの!?」
「おまえが『イケメンなら誰でもいい』って言ったからだ」
「誰でもいいとは言ったけど、本当に誰でもいいとは言ってない!」
「婚約を結んだからには責任持って面倒を見なさい」
「ペットじゃないのよ!?」
憧れの悪役令嬢は遠い。しかも、『君を愛することはないテンプレ』の呪いまでやってきて……?
彼女の未来はどっちだ!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-09 07:06:19
6459文字
会話率:58%