妄想を文にすることも絵にする事もできない、でも15年溜め込んだキャラクターを動かしたいと考えた人間が死んだ時、最期に望んだものは、そのキャラクターたちに世界を作ればよかったという願いだった……。自身の妄想の世界に転生した主人公は設定を暗記し
ていた。自分の設定に仕込まれた人生の分岐点を経て今、世界の『敵』となる。
想い残された『彼女』は自身の想いに苛む。たった一言が言いたいのに。『災害』を恨む。それさえなければ。『世界』を嘆く。でも、歩んでいく、そんな『物語』を。(第二部開始)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-11 00:51:12
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会話率:22%