本日の体験を、書いてみました。
最終更新:2022-07-22 19:45:25
311文字
会話率:0%
「レティの言ってたこと、当たってたみたい。ルイスに求婚されちゃったわ」
ある日の午後、レティーシア・ミルグリッドの親友、シエラ・フォン・バイオレットは、いつもと何ら変わらない笑顔でそう言ってのけた。
十年間、片思いし続けてきた相手がシ
エラに求婚したことを知ったレティーシアは深く傷つき、ルイスを忘れる決意をした。
「ルイスの好みに合わせたドレスはもういらないわ。」
新しいドレスを買いに出かけたレティーシアは、その道中、ある男の子に出会い、その子供が、レラント王国という隣国からの使者の一人であることに気づく。レティーシアはその子供を母親の元へ送り届けるが、レラント皇太子に目をつけられてしまい……。
そうとは知らぬまま参加した皇宮パーティーで何故か始まったレティーシアの断罪。絶望の縁に立たされたレティーシアを救ったのはレラント皇太子殿下。
親友、そして愛する人にまで裏切られたレティーシア。そんな彼女の才能を見つけ、そしてその美しさに心奪われたのは、隣国の王太子だった……。
愛を追い続け傷ついた伯爵令嬢と、そんな彼女に手を差し伸べた隣国の王太子の、恋愛物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 20:44:25
62891文字
会話率:32%
その日僕は、天使を見たと思った。
音楽を聴きながら風に揺れる黒い髪。それより何より、マスク越しでもわかる子供の様な笑顔で楽しそうにブランコに乗っていたのが印象的だった。
俺の通っている近くの高校と制服が異なっていたので、恐らく電車
に乗って行っているのだろう。朝が弱い俺としては尊敬しかない。
彼女が付けているピンクのイヤホンのコードはポケットにつながっており、何を聞いているのかは不明。
冬休み前、最後の日。
終業式で早く終わった日の午後12時、公園の出来事だ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-07 16:07:57
1266文字
会話率:36%