子供の頃、恐竜博士になりたいと真面目に思ったことがある。
恐竜の化石を見つけたい。恐竜に会ってみたい。そう両親にも言った。
しかし、成長するにつれ、恐竜が現代に生存していない事や、化石を掘るためには資金や人員が必要になること等、現
実を突きつけられる。
友達と恐竜の名前を覚えあったり、恐竜キングやカセキホリダーで味わったワクワク感は、年を重ねるごとに薄れていった。
気付けば21歳、もう大人だ。
社会から見たら、まだまだ成人したばかりの奴だがな。
普通の学校生活を送り、中小企業のサラリーマンに落ち着いた上村 正志(うえむら まさし)は今日も酔っていた。
連日連夜、上司の飲みを断ることが出来ず、これといった趣味も無い、彼女いない歴=年齢の男だ。
人生、何事も普通が1番の筈だった。
そんな俺が、気付けば凶暴な魔物が蔓延る森でただ一人。
突然な事態に混乱しながらも、そんな世界に馴染んでいく男の物語。
「食費が半端ねーぞ、これ!!」
「おいおい⁉目の前で殺人!!」
「こっちは化石削ってんだよ!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 18:00:00
9345文字
会話率:44%
主人公である橘 仁志(タチバナ ヒトシ)は、自分の料理を食べて喜んでもらうことが好きな料理人である。休日に、キッチン用品専門店や調味料専門店などで丸一日時間を潰せてしまえるほどで、買い物帰りにウキウキしていたところを、突然異世界に飛ばされて
しまった。
慌てふためく中――主人公はその世界で腹を空かした竜と出逢う。
ありあわせの材料でなんとか作ることができた料理を食べてもらうと、竜はとても満足した様子だった。
主人公がもとの世界へ帰りたいと願うと、腹が満たされた物知り竜は優しく現実を教えてくれた。
――そんな方法はない、と。
しかし、諦めることなく帰る方法を探すと言うと、なんと竜は一緒についてきてくれるそうだ。
それが気まぐれなのか、ただのお節介なのか、はたまたおいしい料理にありつけると思ったのかはわからない。
ともあれ、一人でいるよりもずっと心強いのは確かだ。
これは、腹を空かしていた竜と異世界で出逢い、料理を作りながらともに歩いていく。
そんな物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-16 19:34:03
121709文字
会話率:35%
「一族の長になる!!」主人公のシリュードが山越え谷越え、成長していく物語。戦いあり、友情あり、恋愛ありのファンタジー系小説です。果たして、シリュードは一族の長になれるのか!?
最終更新:2013-04-18 23:07:25
23034文字
会話率:23%