デリケートな胃腸を持つ大学二年生のケンタは、ストレスや不規則な食生活のせいで、お腹のトラブルが絶えません。彼が何よりも恐れているのは、密かに想いを寄せるクラスメイトの清水さんの前で、お腹が鳴り響くこと。
そんなある日、彼の胃腸薬の空き瓶か
ら、個性豊かな「腹の虫」たちが飛び出してきました!
空腹の「グー」という音に反応して現れるのは、丸々としたイモムシの妖精クー助。彼はケンタの「ごちそう」への願いだと勘違いし、授業中に巨大なカツ丼のホログラムを召喚したり、テスト中に脳みそプリンを出現させたりと、所かまわず食テロを巻き起こします。
おならの「プー」の音と共に現れるのは、眼鏡をかけたカメムシの妖精風助。彼はそれを「知恵」への願いと捉え、エレベーター内で難解な数式を映し出したり、ライブハウスで突然「静寂のオーラ」を発動させたりと、ケンタを無音の地獄に突き落とします。
そして、急な腹痛の「ゴロゴロ」音で飛び出してくるのは、美しい翅を持つアゲハチョウの妖精乱子。彼女は「緊急脱出」へのSOSだと勘違いし、満員電車で大量の鱗粉と煙幕を撒き散らしたり、ドライブ中にカーナビを暴走させて泡だらけにしたりと、行く先々で大混乱を引き起こします。
胃腸のトラブルが解決することはなく、彼らの奇行に巻き込まれては羞恥で悶絶するケンタ。しかし、そんなドタバタな日常の中で、彼は少しずつ腹の虫たちとの奇妙な「絆」を感じ始めます。そして何より、清水さんが呆れながらも、どこか面白そうに自分を見ていることに、小さな勇気をもらっていたのです。
厄介だけど、かけがえのない「ハッピー」と「地獄」を運んでくる不思議な瓶と、愉快な腹の虫たち。ケンタの胃腸の悩みは今日も続き、彼らの騒がしい日常はこれからも続いていくのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 17:33:31
9310文字
会話率:38%
ある日帰ろうとすると下駄箱から手紙が!?
噓コクと分かったので惚れさせてどん底に突き落とします
最終更新:2022-12-07 17:57:16
2086文字
会話率:48%
公爵令嬢イザベラは学園の風紀委員として君臨している。
風紀委員の隠された役割とは、生徒の共通の敵として立ちふさがること。
イザベラの敵は男爵令嬢、王子、宰相の息子、騎士に、魔術師。
一人で立ち向かうには荷が重いと国から貸し出された魔族ととも
に、悪役令嬢を務めあげる。
強欲悪役令嬢ストーリー(笑)
二万字くらいで六話完結。完結まで毎日更新です。
アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-08 11:09:06
28050文字
会話率:32%