目が覚めたら、そこは戦場だった。
平凡な大学生・一真(かずま)は、突如として異世界へと召喚される。
王国の『勇者』として期待されるも、与えられたのは剣も魔法もない、空(から)の称号だけ。
そんな中、彼の前に現れたのは──
冷たい紅の瞳を
持つ、美しき魔族の将・レイヴァン。
「――名を名乗れ。お前を殺す者の名だ」
しかし、剣を交えたその瞬間、一真は確信する。
――この人は、俺を殺せない。
戦場で再び出会い、語らい、惹かれ合うふたり。
けれど、王国と魔族の対立、そして神を巡る儀式が、すべてを引き裂いていく。
「あなたを殺すくらいなら、私は……この世界を壊す」
敵として出会った二人が選ぶのは、剣か、愛か、それとも運命の扉の先か。
──これは、『殺し合うはずだった二人』の、世界を揺るがす恋の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 05:40:00
17822文字
会話率:40%
足を蹴り上げて
空を切って
拳振り上げて
空を掴んで
なんにもならなかったように見えても
その手には何か掴んでるんだよ
最終更新:2023-07-11 07:00:00
295文字
会話率:0%
ふと思いついた作品です。
キーワード:
最終更新:2018-11-01 00:01:27
896文字
会話率:45%
私は生まれた時から空っぽだった――。企画『一文字物語』参加作品。空っぽな少女のお話です。
最終更新:2012-02-24 21:12:13
265文字
会話率:0%