逢魔が刻。現代よりも昔。日本のある時代、ある場所で勇者召喚の魔方陣が瞬いた。
その日を境に、イェサエル皇国に一人の勇者が召喚される。世界が待ち望んだ勇者は、日本に住む―――赤い鬼だった。もちろん、鬼が勇者になれるはずもなく。彼は一人異世界の
地に放り出されてしまう。そこで会うのは、気の好い盗賊に、面倒見のいい冒険者、世話好きな黒髪黒目の青年、怒りっぽい名医、高飛車で涙脆い王女様。そんな彼らの元で赤鬼・空鬼が異世界で何をなすのか。元の世界とはかけ離れた常識に、文化に、人間模様。人間不信の赤鬼は異世界の地で、どう変わっていくのだろう。そして、親友が唯ならない事態に陥ったことを知った青鬼は赤鬼を助け出すことができるのだろうか。
世界を跨いで、新たな歴史が刻まれる!
※注意※中盤から、登場人物目線で物語が進みます。視点はコロコロ変わりますので、誰が語り手なのか楽しんで読んでいただけたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-16 22:29:26
369755文字
会話率:34%
異世界遊者……それは異世界を自由に遊び歩く者という意味である。
色々な世界で召喚儀式が行われるたびに、何度も召喚に巻き込まれたり召喚されたりする者は必ずしもいないとは限らない。これは、その何度も召喚に巻き込まれるたり召喚されたりする人物の物
語である。
何度も召喚される主人公は、沢山の世界に行き、沢山の人々に出会う。
だが、その主人公は人間ではなく、さらに常識を無視する力があった。しかしその力にはちょっとした欠点があった――。
※もう一回第一章改訂中です。もしかしたら違和感があるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-27 16:52:18
217086文字
会話率:61%
あの日の事はよく覚えている。
恐怖に歪んだあいつの顔と、軽く切り裂いたなめらかな肌の柔らかさと、温かい血の匂い。
血の匂いに酔いながら、顔を恐怖に歪めた彼女を追いかけ回した。
それはひどく甘美で、ひどくもどかしい、今思い出しても脳が
溶けるような時間だった。
彼女を切り裂いて、その内に自分を突き立てて、中も外もめちゃくちゃに犯し、その血の源に舌を這わせたい。
抑圧していた欲望をむき出しにして、夢中で追いかけた。
だから、その瞬間まで欲で狂っていた自分は気付かなかったのだ。
彼女が落ちたその瞬間まで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-12 21:04:56
13886文字
会話率:28%
日本の歴史の闇にて暗躍し、世を導いてきた最強の一族、『虚空』の末裔、虚空鬼式はある日、二本の愛刀と共に異世界へと飛ばされてしまう。人斬り願望のあった彼は人斬りの許される異世界の地で人を斬り、目がラリってるテロリスト少女とロリ暗殺者のネクロフ
ィリアと不死身のドM少女を仲間に異世界で虚空一族としての役目を果たし続けるため、戦い続ける。
―――そこに形を成すのなら、それが例え神であろうと鬼であろうと最強であろうと叩き斬って俺の刀の錆にしてやる―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-31 20:55:01
17912文字
会話率:45%