「ダンジョンが見つかった?」
世界中にダンジョンが現れるようになってからすっかり人口が減り、警戒地区となった山間部の村から連絡があった。ダンジョンでは珍しい資源が手に入る事もあるが、一方で軍隊でも苦戦する強力で凶暴な魔物がうようよしている
。
だから俺のようなダンジョンを調査するプロに仕事が回ってくる。
俺はダンジョン調査用の装備を積み込み、車を走らせる。
その主役となるのがダンジョン用遠隔ロボット、通称M-RIGだ。
これのおかげで人類は命を賭けることなくダンジョンに挑むことができるようになった。
もちろん先人の知見と努力と尊い犠牲のおかげである。
「さて、今回のダンジョンは何が出るかな?」
車は旧埼玉県秩父地区へと入ってゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-09 18:52:56
5135文字
会話率:36%
「おじいさん、おばあさん、鬼を治療しに鬼ヶ島へ行ってきます!」
桃太郎は船にさっき鬼から奪った財宝、雉、猿、犬を積み込み、最後に自分も乗りました。
って話だから終わりは見えてるけど、思ったより面白い話になったのでぜひ読んでね!
最終更新:2022-10-12 17:12:05
2377文字
会話率:46%
終戦から10年過ぎた昭和30年。街の小さな麻雀店『明治蛭子常盤座』には、勝負師の男が座っていた。
指を濡らし、サイコロを転がすっ。
2個のサイコロは、コロコロと転がり、その目は…
最終更新:2021-12-10 14:00:00
1000文字
会話率:21%
ヴァンデリア帝国で、1人の聖女が婚約を破棄された。
王子の言う証言は全部デタラメで、そして聖女はそれに反論するのだが……。
ところ変わって、地球。
人類を滅ぼしかねない巨大隕石を前に、国家間はあらゆる確執を乗り越え……手を組んだ。
そして、今やスペースコロニーや宇宙戦艦を保有する国々は、特に強力な大量破壊兵器を戦艦に積み込み、隕石破壊へと乗り出そうとするのだが……。
交わる事の無いハズの、2つの世界。
その常識が今、1つの隕石によって崩される――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-29 00:00:00
3785文字
会話率:8%
気象衛星の正しい用途を知っているだろうか。気象観測を行うことを目的に作られた人工衛星で、様々な観測機器を積み込み衛星軌道上を周回している。広域の観測が可能であり、台風観測などにより間接的に人々の命を守る役割も果たしている。基本的に長期間の使
用や観測機器の重量などの理由で無駄なものは何も搭載しておらず、無人である。機体の中に人間が、ましてや人間かどうかも怪しい生命体が乗っていることなどあり得ない筈だった。
それは時に残酷で、時に幸福だった。人類が限界を知る時、少女は人類に何をもたらすのか。人類は少女に何をもたらすのか。孤独を知る少女が愛を知りやがて神様に触れる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-01 02:51:34
6264文字
会話率:68%