美術部の合同展で、ある少女の描いた「冬の風景」に心を奪われる。
それを描いたのは、千紗(ちさ)という不思議な少女だった。
遥と千紗は、たった一年間だけ恋をした。
儚くも美しい、ひとつの恋の物語。
最終更新:2025-02-20 20:42:01
3259文字
会話率:19%
”雪の国”は突如、隣国”風の国”からの侵攻を受けた。
国境沿いの砦を任された雪の国の将・ヒョウは、迫りくる敵軍を迎え撃つ。
襲来する風の国の軍を率いる新王・ナギは、同じ幼年学校に通ったヒョウの同期である。
幼年学校時代、ヒョウはナ
ギに苦杯を舐めさせられた苦い記憶があった。
それは雪国育ちの彼が、冬を嫌いになった理由でもあった。
屈辱未だ消えず、ナギへの雪辱に燃えるヒョウ。
彼は侵攻軍を撃退するべく、因縁の相手から勝利をもぎ取るべく、必勝の策を練り上げるのだが……
雪降り積もりし北国の戦場で、男たちの策略が火花を散らす!
(※本作はノベルアッププラスで開催された「私が冬を嫌いな理由」投稿フェアに寄稿した、拙作『氷壁』を改題したものです。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 22:16:41
9644文字
会話率:18%