長編小説よりの一遍 ※他サイトあります 関連 「アッコン陥落の嘆きを謡う吟遊詩人」
・祈りの歌声 祈りの輪に入れない者
そうして、その夜半に仮の宿になる屋敷で 彼等、聖ヨハネ騎士団の騎士達は
祈りを神に捧げていた。
聖句に 神に捧げ
る祈りの聖唱 それは紡がれて来たもの 魂に響き渡る歌声が
響き、ゆっくりと詠唱の歌声が静まりゆく
紡がれた救いへの祈り 天国の門への道に・・
時に狂おしく、残酷な現実の中
誰しもが高みにある天国の門に…無事に到達することを望む。
修道僧である彼等の職務は、騎士としての役割だけでない…‥
修道僧としての祈り
特別な目的と任務で課せられた施政院、病院での奉仕、医療活動 人々の救いの為に
ザアアア‥雨の音‥マルタ島の地で岩肌を打つ雨音
すぐ傍で、建物の外で 降り始めた冷たい夜の雨に打たれながら
祈りの輪に入る事が
許されない者が悲哀の表情、静かなる諦観に満ちた表情をさせながら、聞いている。
漆黒の闇色の髪が雨に濡れている。
この時、哀しい見捨てられた
子供のような瞳をした者、彼は雨よけのフードも着ずに
人よりも長い時を生きてきた
青い瞳、少年の姿の吟遊詩人、今では人ではない魔物が……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-29 05:35:49
441文字
会話率:0%
連載を進めている過程で、ふいに『彼女』のことを思い出しました。
多感だった自分に寄り添ってくれた彼女への、感謝を込めて。
最終更新:2021-04-29 07:05:19
479文字
会話率:0%
かの司祭は声を発することなく、言葉をその指先から空に綴る。
「死」を司る神を降ろす彼の祈りは安らかなる「眠り」を呼んだ。
時に嘆き、時に願う『声』に呼ばれ、司祭レオノーラがその旅路で立ち寄ったひとつの港町での物語。
第7回Text-R
evolutions公式アンソロジー参加作品。
神様のサイコロ発行『その眠りに祝福を』収録作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-13 20:58:20
3999文字
会話率:5%
銃火器の生産を役目とする工業都市・コウロネ。
街の人は毎日17時になると大通りへ出て、出荷されていく武器に向かって祈らなければならない。
「どうかこの武器が1人でも多く敵を殺し、国のお役に立ちますように」と。
そんな風習に嫌気が差して
いた1人の少女・ララは、ある日街の外れでご神体として祀られた一本の木を見つける。そして17時になると、その木に向かって祈りの歌声を捧げるようになるが…。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2017-09-29 02:07:57
1398文字
会話率:4%
普段はおとなしい幽霊達が怨霊になって暴れまくる。そんな街にやってきたのは「聖歌」で悪いものを祓うことを生業にする旅の楽団だった。天使の声と評される歌い手を筆頭に、偽名を使う正体不明の楽団員が街の中で奔走する。更には教団の対魔士や魔術師の思惑
も交差して、楽団員達は街の人々を守りきることができるのか?そして彼らの正体は?
作者はこの作品が初めての投稿になります。少しでも楽しんで頂けたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-23 16:19:08
9627文字
会話率:27%
少女が少年に歌う話。
最終更新:2016-03-10 21:00:31
2162文字
会話率:16%
歌うことが好きな私は、最期に歌と音楽に溢れた世界に生まれたいと願った。
願いは叶ったけど…そこは転生前にしたことのある乙女ゲームに似た世界だった。
祈りの歌と剣と騎士の世界…
ヒロインに転生したはずなのに死亡フラグが早速立ってます。
入学し
た学園では脇役転生者の方にヒロインの座奪われてました。
でも、そんなの関係ない…歌に溢れた世界に生まれて幸せだから
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-23 19:07:44
30406文字
会話率:15%
砂時計、それは流れる砂で時間の経過を感じさせてくれるもの。
しかし僕らにとって、その流れる砂は恐怖の対象でしかなかった――
最終更新:2012-04-11 12:51:23
734文字
会話率:24%