――デクステラ大陸。
それは碧き星に浮かぶ三つの大陸の一つ。
その大陸は現在、〈イデアルタ共和国〉〈アスルカム王国〉〈オルフェーデ神聖国〉という三つの国が統治しており、それぞれお互いに対立していた。
その国の一つイデアルタ共和国は近年まで
はイデアルタ帝国として存在していたが、平民による大規模の反乱により、没落。平民率いる〈反貴族派組織軍《ラージュリベリオ》〉の勝利で終わり、現在のイデアルタ共和国となった。
しかし、この内戦が起こる前。
――きっかけとなった、とある事件が起きた。
一つの街が魔物に襲撃され壊滅したのだ。
貴族や平民、大人子供問わず多くの犠牲者がでた。
生き残った者は思った。なぜ、街に魔物がと。
貴族は言った。これは反乱分子による叛逆行為だと。
平民は言った。これは貴族の怠慢によって引き起こされた人災だと。
だが、本当の理由は誰も知らない。知っている者は皆死んだ。
ただ一人、リヒト・グランツェアを除いて。
彼は言う。この事件はある男によって起こされたのだと。
この内戦は――仕組まれたのだと。
この物語はその男に復讐を果たそうとするリヒト・グランツェアと、精霊を追う一人の天才魔導士サラ・ソルシエール。そして彼らを利用しようと画策する者たちによる大陸全土を巻き込んだ物語である。
※この作品はカクヨムにも投稿しております。
※現在、不定期又は週一投稿です。ではどうぞ、御一読を――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-19 22:16:37
68285文字
会話率:31%
アークを追い掛けていたジャン、ジャンを追い掛けてきたリャン。蔡架の決断。理案の目覚め。その時に待つものは…。というところまでを切り取った内容です。
最終更新:2007-08-08 23:38:09
1582文字
会話率:48%