華やかな歓声に包まれる甲子園球場。
夏の甲子園、春のセンバツ。
年に2度開催される煌びやかな高校硬式野球の熱戦が世間を賑わす一方、女子選手は公式戦への出場できず、舞台へ上がる挑戦権すら与えられていない。
楓山珠音(かえでやまたまね)は兄の影
響もあり、小学生の頃から野球に親しんでいた。
中学3年生で迎える夏の大会。
珠音の野球は、間も無く終わろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-03 12:19:29
293435文字
会話率:43%
中学の硬式野球チームでエースをしていた八村昌吾は、全国大会出場を決める試合で、勝利を掴んだ。
その日の投球に納得のいかなかった昌吾は、試合後自主練を行った。しかし、突然肘に痛みを覚えた。痛みに耐えて家に帰り、母親に救急車を呼んで貰った。
医師から下された診断結果は、肘のじん帯を痛めているとの事だった。手術をするも、普通の生活は問題無いが、以前のような矢のような投球はもう出来ななくなると昌吾にとっては死刑宣告に近いものだった。
野球でメジャーを目指すという目的を失った昌吾は絶望し、自ら命を絶とうと考えた。濁流に身を投げようとした直前で失敗する。
人生の目的を失い、命を絶つ事も出来なかった昌吾は、路地裏でレターセットを手に入れる。それは願いが叶う不思議な道具だった。
昌吾は願いが叶う条件を模索し、自分の人生の軌道修正を行う事になる。
更に、自分と同じく不思議なレターセットを手に入れた仲間と出会う事になった。自分の検証では分からなかった条件を彼等から学び、昌吾は思い通りに人生を変えていった。
使えきれない財産。
完璧な家族。
仕事上での成功。
人間として考えられる限りの幸せを手に入れた昌吾。
しかし、愛した妻は些細ないさかいで、子供達は自分の思い通りになるように、友達は自分に都合が良くなるように変えてしまったので、胸に穴が開いたかのような虚しさに襲われる事になった。
どうしても上手く回らくなっていく人生を見つめ、昌吾は100枚あった最後のレターセットを使った。その直後、自分が取り返しのつかない事をしてしまった事、自分が行使していた力は“神”から与えられた褒美ではなく罰であった事に。
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最終更新:2024-09-17 18:56:26
115872文字
会話率:40%
1度くらいは目指してみたくない? 世界一ってやつを。
これは野球で王者を目指す、男の物語である。
平凡な人生、平凡な家庭で育ちたかった男辻本祐介。
高校1年の入学式、彼の物語は全盛期を迎えた。
小中と社会人硬式野球チームで本格的な経
験を積み、甲子園を目指していた。
両投げ両打ちのパーフェクトピッチャーは世界を目指すのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 20:47:20
177928文字
会話率:74%
『女子高校野球は番狂わせが起こらない』
そう言われるようになってから、もう久しい。
女子プロ野球リーグは女子野球専用ボールの開発や新救助開設などに代表される大規模改革によって人気を博すようになった。女子野球の人気拡大に従って女
子硬式野球部も年を追うごとに数を増やしていった。
しかし、ある時突然その予選大会に決勝リーグ制が組み込まれたことで女子高校野球界のバランスは完全に崩壊してしまった。
リーグ戦を勝ち抜くために強豪校は投手によって自在に打線を組み換え効率よく得点を奪い、細かな投手継投を用いて相手の打線を煙に巻いた。
ほとんどの強豪校《チーム》が同じような戦略を採用するようになった結果、厳しいリーグ戦を勝ち上がるのはいつだって分厚い戦力と名のある指揮官を要する強豪校ばかりとなってしまった。
毎年のように同じ高校が全国大会に顔を揃える様を揶揄して、人々は|女子高校野球全国予選《その》大会をこう呼ぶようになった。
────『キセキの死んだ大会』と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 21:13:35
240521文字
会話率:48%
二十一世紀中ごろ、少子化のあおりを受け野球の競技人口は減少の一途を辿っていた。プロ野球人気は維持されているものの、土台となるアマチュア野球の人口が減る状況に関係者はいずれ日本球界の屋台骨が揺らぎかねないと危惧した。
苦肉の策として、ア
マチュア野球の公式戦に女子の参加を認めた。
つまり、男子野球に女子選手が参加できるようになったのだ。
この決断には、活躍の場が少なかった女子選手たちに脚光が浴びることになると球界やファンに好意的に受け入れられた。すぐに男女の差を無くすためのルール作りや道具開発に着手し、女子選手の受け入れ態勢を整えた。
だが、女子選手が活躍したケースはほとんどなかった。いくら環境を整えても男子選手との差を埋めることはできなかったのである。せいぜい話題作りの一環として女子選手を出場させるのが関の山だった。
時は流れ二十一世紀末、都立常盤台高校硬式野球部の捕手副島和人は顧問の頼みで草野球の試合に出ることになった。
そこで会ったのはユニフォーム姿の同級生、鏑矢紗智だった。
女子が男子を相手にするのは無謀だと思っていた和人だが、紗智は男の打者相手にふてぶてしいまでの立ち振る舞いを見せ、次々とアウトを奪っていく。
女子選手の認識を改めた和人は紗智に野球部へ入部するよう頼みこんだ。
それをきっかけに、常盤台高校の快進撃が始まる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-09 18:32:31
86073文字
会話率:39%
かつて、"日本の守護神"と呼ばれた野球選手がいた。豪快なストレートを放る彼女は、ある野球少女の脳裏にその姿を刻み込む。
それから随分と時が流れた。あの時の少女は中学大会の決勝戦で、あの時よりも憧れに近づいたスト
レートを、自身が相棒と呼ぶ少女のミットめがけて放る。
しかし、試合を決するであろう中学最後の一球は、無情にもミットに収まることなく、この物語は幕を開ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 18:25:14
29491文字
会話率:24%
かつて甲子園を沸かせた高校球児 野田 昌也。
彼はとある理由で祖父の家へ引っ越し、最寄りの大山高校に通う事となった。
そして男子硬式野球部との戦いの末、晴れて正式なコーチとして大山女子硬式野球部の一員となった彼に新たなる野球の日々が始まって
いた。
そして、月日は流れ、時は冬休み。
当然、部として練習漬けが開始される、と思いきや……。
※前作、10+1(イレブン)ナインからの続きとなります。
こちら単体でも理解しやすいように連載する予定ですが、より物語を楽しく読まれるために前作を参照頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-18 20:00:00
180527文字
会話率:48%
甲子園で一躍ヒーローとなった高校球児、野田昌也。
ある理由から彼は名門高校からド田舎の無名高校へ転校する。
そこで彼が所属する事になるのはなんと女子硬式野球部。
そして、男子硬式野球部と一波乱を繰り広げる事に……。
最終更新:2020-05-07 20:00:00
134525文字
会話率:23%
公式戦では10年勝ち知らず、弱小の山形県立舟形高校硬式野球部。
さらに、追い打ちをかけるように2年生の不祥事が発覚。2年生は全員退部となり、学校からは廃部の方針を言い渡されてしまう。
そこに、一人の教師がやってくる。新監督だという。
「勝ち
たいんでしょ? 勝ち方なら教えられるよ」
その監督の手腕、残された1年生部員10人の、運命は果たして。
これは、一人ひとり捻くれた野球部が、形はどうあれ成長していくのか、それとも成長しないのかを見守る物語である。
※この作品は、野球7割、ドラマ3割(の予定)です。
※実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。一応。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-21 15:00:00
28515文字
会話率:54%
寄川環(よりかわたまき)は高校生活三日目にして早くも退屈していた。
そんな彼女は夜な夜な草野球の助っ人アルバイトに精を出す。『確実にバントを決める』というオンリーワンの能力で着実に依頼をこなす環。
しかし、その能力を樋野(ひの)えりか
に見込まれたことにより共に女子野球部を設立することに。取り巻く環境が大きく変化していく彼女の身になにが待ち受けるのか。
『バント』を通してひとつの答えを見つけ出す少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 23:19:15
87484文字
会話率:46%
西暦2062年。少子化と競技人口の減少により、女子高生が「夏の甲子園」を目指せるようになった時代。埼玉県の田舎の高校に赴任した、元・高校球児が女子硬式野球部の監督として、数々の逆境を跳ね返して「甲子園」を目指す。
最終更新:2022-03-31 08:00:00
409130文字
会話率:22%
「俺」は沢村健。野球が上手そうな名前だが小・中・高と一貫して補欠だった「万年補欠」。ただ野球への愛と情熱は誰にも負けない。
俺はその野球愛を買われ、高校3年の夏、ラストナンバーを手にした。しかし、大会前の合宿にあえなく野球部ともども転落
死。しかしそれは異世界への集団転移だった。しかし、テキトーな女神のせいで背番号順にスキルが割り振られ、ラストナンバーの俺には対単体の支援魔法と状態異常魔法だけという外れスキルだけ。
異世界でも補欠・足手まとい認定され、挙句の果てには仲間に見捨てられて死亡。再転生の憂き目に。だがしかーし!よく考えたらさ、支援魔法って野球に使ったら最強選手になれんじゃね?
この発想の大転換から生まれる俺の無双野球人生が幕を開ける!目指すは甲子園優勝!?いやいや五輪金メダルだってWBC優勝だってメジャーリーグだって手に入れてやんよ!
万年補欠のどん底野球少年の大逆転!痛快!爽快野球人生がここに開幕!
(重複投稿)この小説はカクヨムさんで50万PV超えの作品です。大谷さんがブームになる前年から書き始めたら大谷さんブームに乗って人気が爆発?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 22:43:44
323774文字
会話率:33%
ちょっぴりヘタレ、でも野球は天才的な少女、青見桜希(あおみさき)。
高校の女子野球部に入学した桜希を待っていたのは、先輩たちの熱烈な歓迎と、いきなりのレギュラー確約だった。
そんな中、彼女へやたらと当たりが強い部員が一人。
同じく新入部員の
関長明日葉(せきながあすは)。
桜希と同じポジション――ショートを志望する明日葉は、なんだか桜希のことをよく思ってない様子。
明日葉の態度に戸惑う桜希だったけど、二人の関係は、ある出来事を境に急激に深まっていく。
日常と野球の日々を重ねていき、やがて始まる全国高等学校女子硬式野球選手権大会の県予選。
二人は県最強の名門校に立ち向かっていくことになる。
これは女子野球が盛んな世界における、二人の、熱い野球と、イチャイチャ(?)な百合の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-13 16:47:45
425904文字
会話率:49%
男ばかりの硬式野球部に、入学式式の日、新入生の彼女は一人でやってきた。
「わたし、マネージャーになりたいです。」
それまで女子マネージャーとは無縁であった僕たちはエンジェルが現れたと騒ぎ立てたが、日焼けした汗臭い男たちの中にあって、色
白でふっくらとした顔立ちの彼女はとても寡黙だった。
「なんで野球なんや?バスケとか、テニスとか、あるやろうし。」
僕が聞くと、
「先輩、わたし、野球が好きなんです。」
短い言葉で返した。
数年後、その彼女と再会したときには…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-26 00:00:00
1808文字
会話率:32%
中堅プロ野球球団の運営権を握った少女5人は、斬新すぎる視点で球団改革に乗り出す!
ジェネラル・マネージャーで極度のコミュニケーション不全の『岡村あおい』
外国人獲得を任された協調路線の『小林ましろ』
営業担当の大ボケ誇大妄想娘『松家ゆ
うな』
アマチュアスカウトは元硬式野球部エースの元気者『遠藤ルナ』
個性豊かな彼女たちをまとめるのが、希代の大物の血を引く腹黒?少女の『大越エリカ』オーナー。
最新鋭の理論武装をした少女たちは、保守的傾向にある野球界に楔を打ち込めるか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 19:50:34
39403文字
会話率:53%
約20年前に女子野球ブームが到来し、女子硬式野球部が爆発的に増え女子硬式野球連盟に参加した数が200校を超えた。そんな中、新たに男子高校野球で有名な華園高校にも女子硬式野球部が誕生する。
この作品は「アルファポリス」にも掲載しております
最終更新:2020-05-02 11:07:52
23326文字
会話率:80%
今年から共学になったばかりの『私立紫陽花高校』に入学した荻野優太は、ひょんなことから同じクラスの喜多明日香により硬式野球部への入部を迫られる。
とある事情により野球を続けるか悩んでいた優太。しかし明日香の強い気持ちに引き寄せられて新生硬式野
球部を結成する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-03 20:00:00
49844文字
会話率:44%
中学校での硬式野球部数が全国的に増加し、野球で中学校を選ぶこともあるほどに発展し、高校野球にも引けを取らないほどのレベルになった中学野球界。
そんな中である少年野球クラブで4番・捕手としてチームを全国制覇に導いた、神童・神谷守が、弱小中
学野球部に入部。チームに改革をもたらす!
*この話は基本現代をもとにしていますが、都合のいい設定にしてあります。野球のルールも基本現実のものですが、一部捻じ曲げられている部分もあると思いますので、何卒ご容赦ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-15 23:22:25
59514文字
会話率:24%
前作『DIAMOND GIRLS』の主人公を変更して改稿した、新訳・女子高生野球青春ストーリー。
野球とは麻薬だ。
引っ込み思案な倉しほりは高校女子硬式野球のスター選手エリスのプレーに感銘を受け、彼女の所属する金剛女子学院高校野球部へ入
部。
ところが野球部は人数がギリギリで、初心者のしほりも試合に出ることに。
どうすれば自分はチームに、エリスに貢献できるのか――
悩む少女は、やがて自分の持つ可能性に気づく。
男子と比べ否応なく非力な女子野球界。
そんな中で唯一無二の才能――『圧倒的なパワー』という可能性に。
親友への死球というトラウマと戦う少女。
亡き父親との約束の為にどんな犠牲も厭わない少女。
敵をねじ伏せる快感に憑りつかれた少女。
みんなみんな、野球に狂っている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-27 03:46:40
153380文字
会話率:51%
石山琢磨は、元野球少年だが怪我の後遺症で右手が不自由な尻フェチ。
共学化したばかりで女子率98%以上の私立高校・金剛学院へ進学した彼は、見目麗しいアメリカ人とのハーフである天才遊撃手エリス・ランスフォードに導かれ、実力はあるもののイップス
に悩むエース兼部長、快感の為にどんな送球も逸らさないドM一塁手、男嫌いの毒舌キャッチャー、泥だらけになるのが大好きな堅守の二塁手お嬢様と、粒ぞろいながら人数不足に喘ぐ女子硬式野球部のマネージャー兼雑用兼コーチに就任する。
必死のメンバー探しの末、快足飛ばす元気娘、男女問わず穴をほじくるのが好きなヤリチン強肩女、自分でも制御不可能な超絶パワーを持つBL同人描き、ただのレズビッチと、メンバーを集めることには成功する。
しかし学校経営健全化の為に大鉈を振るう理事長の陰謀により、野球部は全国レベルの強豪ソフトボール部と試合をして勝たないと廃部になることに。
チームに足りないピースは、琢磨と過去のすれ違いから野球をやめてしまった、リトルリーグでバッテリーを組んでいた幼馴染が握っている――
(最終更新 2016/10/26;全編改稿完了!)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-12 14:48:00
154954文字
会話率:51%
県内の強豪校で有名な男子硬式野球部で一人、泥まみれになりながら奮闘する女子部員の話です。
最終更新:2017-05-09 20:43:35
4694文字
会話率:35%
指導者として甲子園出場を目指す汐見伶は親戚が経営する「私立星ノ里学院」に入学した。
しかし星ノ里学院の硬式野球部は暴力事件で2年間の活動停止処分になっていた。
途方にくれた伶に理事長は、数年前にできたばかりの女子野球部を勧める。
最初は反
発もあったが、徐々にチームとして纏まっていく星ノ里学院女子野球部は、果たして甲子園にいけるのか…
女の子だらけの青春野球ストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-23 08:42:09
779文字
会話率:70%