「今夜のパーティにご出席いただいて光栄です。大賢者殿」
公爵様が礼をするこのお方こそ、異例の若さで大賢者の称号を賜たまわったルイン・サンバード様。そして、私ことサリナ・ミークの婚約者なのです。
「では、僕はそろそろ帰ることにします。
明日も重要な実験が控えていますので」
「おやおや、そのように毎日研究ばかりしていると、そのうち夢の中まで研究しだすようになってしまいますよ」
おそらく、公爵様は知らないのでしょう。ルイン様が、本当に夢の中でも研究をしてらっしゃることに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 12:13:31
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