スティーナは婚約破棄を申し込まれて同意書にサインをした。
アルマスは喜んでお礼を言い去っていくが、その日の日付が変わるころ、婚約破棄は無かったことになった。
翌日もスティーナの元へとアルマスは訪れて同じことを繰り返す。
繰り
返せば繰り返すほど、アルマスは徐々に追い込まれていく。
スティーナは先輩の『君の魔法はむやみに使ってはいけないものだよ』という言葉が脳裏をちらついていたが魔法を使い続けた。
なぜならばスティーナの中には、絶対に無かったことにはできないアルマスとの因縁があったからだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 20:12:54
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