広大な大陸に並び立つ五つの強国――その一つ、季(き)国。
王家に生まれた少女と、若き才ある文官の少年。
立場も生き方も違うふたりが交わす、小さな約束が、やがて国を揺るがす絆となっていく。
これは、運命に翻弄されながらも真っ直ぐに歩み寄る、
少女と少年の“約束”の物語。
穏やかな日々のなかに咲く紅の花。その蕾は、いつか誰かを守る力になる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 10:00:00
197261文字
会話率:28%
主人公白鳥可憐は何不自由無く育った、お金持ちのお淑やかなお嬢さまで、広島でも有名な偏差値の高いお嬢さま学園で幸せに暮らしながら、日産のプレジデントで学校通いをしていたのですが。
広島市の春の祭典フラワーフェスティバルの中の日、4日に、白鳥
家の執事をしている爺やのセバスチャンが風をひいてしまい高熱……。とても可憐の送迎をできるような様子ではなく。可憐はタクシーにて学園へと登校……。
でッ、帰りも寄り道などすれば大変に危険だから、学園からタクシー会社へと迎えにきてもらい、直ぐに帰宅をしてください、お嬢様! と口煩く言われていた筈の可憐なのですが。
彼女は基本、好奇心旺盛で何でも興味を示すと言った悪い癖がある。
だから彼女はついついと春の陽気に触れ、『少しぐらいならばいいかな?』と悪者達……。
そう昭和の終わりの時代はヤンキー達が何処でも、かしこでも居た恐ろしい時代! 世紀末でした! そんなヤンキー達が巣食らう【仁義なき戦い】の街! 広島のフラワーフェスティバルへと解き放たれた可憐!
そんなお嬢さまである可憐さまなのだが、別に何かしらのトラブりに巻き込まれこともなく平和公園から原爆ドームへと向かうルートで電車通りへと出て、タクシーを拾い帰ろう! と言う手前で、彼女の同級生達が世にも恐ろしいヤンキー達にからまれ、強引なデートの御誘いを受け大変に困っている様子を見つけてしまう。
だから好奇心も強いが! 正義感も強い可憐は! 同じ学園の乙女達を救出する為に、大変に恐ろしいヤンキー兄ちゃん達へと立ち向かうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 08:12:23
73120文字
会話率:43%
時は昭和。それも、もうすぐ平成の世となる頃のお話です。
まだまだ地方では、コンビニエンスストアも余り無いそんな時代です。
主人公山本翔太は田舎のとある小さな購買部で女性を助け、保護します。
まあ、保護して助けるのだけなら良いですが。な
んとその女性は宇宙人、ではなくて、異世界からきた勇者様なので御座います。
まあ、その事を知らない翔太は、勇者を助け自身のアパートへと連れて帰り彼は渾身的に介護するのですが。
当の勇者は目が覚めれば、己の身体は甲冑を着衣した状態では無く。裸体の上に。勇者自身の記憶が魔王城での魔王との出逢い。戦いの最中? 終わり? まあ、そのぐらい迄の記憶しか彼女にはなく。
裸体の己の容姿を女性が見れば、直ぐに脳裏に浮かぶことは裸体イコール強引な凌辱行為を受けたと勘違いの上に。主人公である翔太のことを魔王と勘違いするといった良くあるお話の上に、人身を凌辱したオスを殺すこともできない女性の性と言うか? これも良くある話しの魔王と勘違いをしている翔太に責任を取れ! と、の押しかけ女房のお話で御座いますが。
もしかすると? 突然勇者嫁に時空を開く能力が授かるかも知れないお話? もしも授かれば? 昭和の時代の終わり。そう、ワンレン・ボディコン仕様か? 特攻服かボンタンジャージの容姿をしたヤンキーエルフの勇者様が、異色の恰好。仕様で。己の産まれ故郷へと、婿殿を連れて帰還…。
その後は、良くある話しの通りで、異世界と日本を行ったり来たりの商い日和のお話になるかも?
まあ、作者にも先が解らない。昭和の時代も異世界ゲートは開かれたお話で御座います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 08:04:45
215008文字
会話率:13%
エメンタール家には3人の息子と1人の娘がいた。しかし娘は生後直ぐに誘拐されてしまった。当時貴族の令息令嬢の誘拐が多発していた為その犯行組織によるものとされた。悲しんだ夫婦はひょんな事から母を失った幼児スピカを養女として引き取る。そして養女を
本当の娘、妹のように可愛がって育てた。
しかしスピカが16歳になった頃に教会から本当の娘が見つかったとの知らせが届き、本当の娘ステラが屋敷にやってくる
貴族社会を知らず平民として育って来たステラに家族の愛は集中する。
そして蔑ろにされるスピカは一つの決断をする。
これはそんな少女と家族の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 00:27:37
119137文字
会話率:18%
魔王戦後、死亡した勇者サトシは、天国で仲間を待つ間、お情けで平和な国へと転移させてもらった。短い期間だということであったが、まさかのラブコメを経験できた。勇者として戦場で戦いばかりだったサトシは、この平和が嬉しかった。その一幕のエピソードで
す。
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これは使いたくても使う場所がなかった勇者サトシ(魔王戦死亡後)に転移した現代日本でのエピソードです。タイミング的には「嘘告」があって心の恋人ハルちゃんのファーストキスを目撃してしまう直前です。
なぜか直ぐに天国へ戻ってしまう転移トラックが出てきますし、それゆえ本編との矛盾が出てきてカットしました。外伝みたいなものとしてお楽しみください。
☆カクヨミでも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 22:03:42
4943文字
会話率:46%
昔、大きな戦争がありました。たくさんの人が亡くなる、悲惨なものでした。
心を痛めた神様は、力なき人々に新たな力を与えました。かつて、超能力と恐れられた力を、世界中の誰もが一つだけ授かったのです。しかし、その力、異能力には優劣の大きな差があり
ました。そして、女性ばかりが優れた能力を宿していったのです。
女性たちはその力を使い、戦争を終わらせ、新しい女性中心の社会を作っていきました。
その戦争からおよそ100年。女性中心の社会は、異能力と科学を駆使して、史実と似た発展を遂げていきました。
そんな世界の片隅で、主人公が生れ落ちます。転生者である彼は戸惑い、苦悩します。それは、ここが史実の日本のように見えて、彼の常識とは異なっている部分が多く存在したからです。そして何より、彼に与えられた異能力が、最弱であったからです。
彼は嘆きました。「何も、最底辺の能力にしなくてもよかったんじゃないの?」と。
しかし、直ぐに立ち上がります。「配られたカードを嘆いても仕方がない。今考えるべきは、このカードをどのように使っていくかである!」と。
このお話は、異能力の種類も、魔力ランクも、才能も恵まれなかった主人公が、努力と技巧とちょっとの根性で女性優位な世界を生き抜いていく。そんな彼の奮闘を綴った、1つの記録です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 18:00:00
2827204文字
会話率:25%
「君の心、全部見えてるよ。でも、それを言ったら傷つくだろ?」
高村勇人は、異世界に召喚された日本の高校生。与えられたスキルは《察する力》――相手の本音や感情が直感的にわかる、という地味で役立たずなハズレスキルだった。役立たずとして追放され
るも、彼は笑ってこう言う。「……わかってる。でも、言わないだけだ」
だって、彼にはすべて察しがついていたから。
この世界の矛盾、人の嘘、そして――少女たちの恋心までも。
口ゲンカばかりのツンデレ騎士見習い・セリナ。
計算高くも優しい腹黒聖女・エイリン。
無口だけど真っ直ぐに心を向けてくれる魔族少女・ルーナ。
勇人は、彼女たちの言葉にできない想いを察しながらも、あえて鈍感を演じ続ける。自分が踏み込めば、誰かを傷つけてしまうかもしれないから。けれど、そんな勇人の優しさが、少しずつ周囲の心を変えていく。
陰謀渦巻く王都、明かされる聖女の過去、察しすぎるという呪いに苦しむ勇人――
痛快なラブコメとほんの少しのシリアスが交差する中で、勇人は決断する。
もう、察するだけでは終わらせない。
本音で語り合うことこそが、勇者としての使命だから。
これは――
本音が見えるからこそ、あえて鈍感を演じる優しさと、
最後に本音を語ることで始まる、新たな関係の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 11:32:19
21567文字
会話率:44%
人前で、笑顔を貼り付け十三年。
少しでも失敗を犯したら鞭で打たれ、最近は平手もおまけのようについている。
今はそんな鞭打ちのお時間。何回されても慣れないこの鞭打ちも、表面上美しい笑顔で耐えてみせる。
(何回やっても、慣れないわね……)
ルーリア・コキリ・セロライハラ。侯爵家の次女であるがメイドのような暮らしをしている。否、メイドより酷い暮らしをしている。
ワンピースに近い薄茶の埃まみれのドレス。埃を被った髪。その髪は血のように赤黒く、それが理由で家族に虐げられていると言っても良い。髪と同様、目も赤黒くて、まさに血塗れなのだ。瞳がルビーのようなんて、そんな綺麗なものではない。ルビーと呼ばれるものは透き通っていて、生き生きとした赤色の瞳のことを言うのだ。
ルーリアの瞳はそんな色ではない。
赤にはドス黒い黒色も混ざっていて、今にも死にそうな目をしている。髪も同じだ。埃を被って少しばかり見えないは見えないが、よく見れば直ぐに分かるということで。
そんなルーリアが鞭打ちの時間が過ぎて窓拭きをしている最中、母であるギュアカーラの聞いたことのないほどのご機嫌な声を聞き、ルーリアは怪訝そうに窓から門前を見る。すると、ギュアカーラの隣でメティーチェイアが上品なカーテシーを披露しているではないか。
その前には男性がいる。誰かしら。そう思ったのは少しの間。姉と母の自室があるこの廊下には、来ないのではないだろうか。
そう思い窓拭きを再開し鼻歌を歌っていた時、話し声が聞こえて横を振り返ると、あの三人がこちらへ来ているではないか。
ルーリアはバケツとタオルを置いて曲がり角まで逃げた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-26 07:34:27
76546文字
会話率:44%
重複ではない「 85作品目( 93投稿作品 ) 」です。
基本的にオツムの弱い阿呆な人間なので、エッセイなんて大層なものは書けませんが──、日々の生活の中で “ チラッ ” と思った事や頭を過った考えを何と無く書き残してみようと思います
。
その内に書くかも知れない物語のネタ帳としても使えたら──なんて下心もあったりして…。
黒歴史的なモノになりそうな気がしなくもないですが──、現在「 なろう 」に投稿させていただいている作品自体が既に “ 黒歴史の産物 ” のようなモノだと思っていますので、開き直って投稿しようと思います。
阿呆ボンの戯れ言に少しでも興味をもっていただけたなら、“ 黒歴史の産物 ” も暇潰しに読んでいただけると嬉しいです。
過去に投稿した【 活動報告 】に書いた文章も此方に投稿し直す予定です。
基本的に物語を書く,漫画を読む,ピッコマを読む,録画番組を見る…事を優先している駄目人間なので、仮にコメントを頂けても直ぐには返信する事が出来ません。
「 放置上等だぉ★ 」とか「 返信なんて期待してないよ~ 」という寛大な心をお持ちの読者さんは、コメントしてくださって構いません。
コメントをくださった読者さんが忘れた頃に返信させていただく事もあるかも知れませんけど、期待しないでください。
* 毎日投稿はしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 23:07:48
150056文字
会話率:1%
フィーライト王国南西部にある街ラーリア。この街にある学園レイランド学園では、今日入学式が行われる。レイランド学園に入学する生徒の1人であるメリア・ファスリード。メリアは、元々ラーリアから遠く離れた街、リンウェルの孤児院に住んでいた。家族がい
なく、多重人格である為、人々から、他の孤児からも避けられるので、人前では言葉を発さなくなってしまった。しかし、魔術の才能はあったので高等部に 入学出来るこの年に、レイランド学園選抜試験を街の負担で受けた。結果は首席合格。これを聞いた後、街は直ぐに馬車を用意し、颯爽とメリアを送った。別れの言葉1つも無しに。リンウェルからラーリアまでは遠いので、何度も宿に泊まった。そして、毎夜毎夜想いを乗せ、詠唱で願いを捧げた。―今を―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 22:22:31
21102文字
会話率:20%
この作品は、キミ達への挑戦状である。
一見、地味な物語の奥底に、深い真実が眠っている。
その真実が解き明かされた時、見えていた世界はガラリと変わるだろう。キミ達は『何周目』でその真実を理解できるだろうか?
さて、以下はあらすじだ。
16歳を迎えたリーウィン・ヴァンデルングはその日、奇妙な夢を見る。目が覚めた時には運命という単語しか覚えていなかったが、それでも妙に引っ掛かりを覚えてしまう。なんの力も持たないただの一般人だったリーウィンは、その日から不可思議な事件に巻き込まれていくことに──。
かなり個性的なツカイマから初対面早々に慰謝料をせびられ、怪力である幼馴染との再会や、気の強い少年に猫耳店員……。様々な出会いや経験を繰り返し、リクカルトの真実に近づいた時、大きな代償を経て、リーウィンは重要な選択肢が迫られることとなる。
その選択とは如何に?
結末を知った時、今までの過程(日常)に意味を持ち初める。それを知った時、キミはなにを思う?何を感じる?
さあ、主人公の感情の目を通し、この世界の住人になりたまえ。喜び、悲しみ、恐怖。全ての感情がキミへの贈り物だ。そして自分の中の答えを見つけてくれたまえ。
キャッチコピー
〔深く眠るその真実を解き明かせ〕
※2024/10/24に間違えて(仮)を消去してしまいました。直ぐに全部を上げ直すことは不可能かもしれませんが、早めに4章まであげ直せるように致します※
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 20:00:00
1143559文字
会話率:31%
「もしもその再会を運命と呼ぶのなら、やっぱり僕は少しだけ悲しい。それは僕が何よりも望んでいなかったものだから」
八月の最終日、午前五時。花火セットの入ったレジ袋を片手にもった小高葵の前に彼女は現れた。五年前の夏、小学校の教室で「小説家にな
ってね」と約束を交わした彼女。名を星和香那と言った。
「ロストデイ」、八月三十一日が失われた世界で彼女はその正体を突き止めようとし、同時に葵と交わした約束を果たそうともしていた。約束は守られるものだから。星の光のように眩しい彼女は、どこまでも正しく在ろうとしていたから。
葵にとっては彼女の全てが絶望だった。自分はもう約束なんてどうでもよくて、小説を書くつもりだって無かったのに。彼女の存在が葵の全てを否定する。なのに、その光は歩みを止める事を知らずに彼の手を引こうとする。
葵が小説を止めた理由、ロストデイの正体、そして二人の前に現れる「女神様」という小さな女の子の存在。和香那は真っ直ぐに、全てに立ち向かおうとする。
そして五年後の夏、二人にとって残酷な真実が突き付けられたその時、世界の全てがひっくり返るのだった。
何もかもが反転した世界で、和香那はそれでも星のように光っていられるのか。葵は彼女の隣にいられるのか。
一番星のように遠い君へ捧ぐ、一編の小説なんかじゃ足りないくらいの、永遠のように長い告白を言葉にした物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 21:33:38
129378文字
会話率:59%
ローマリア王国には大斧を振り回し、多くの武勲を立てたビアンカという女戦士がいる。彼女は百七十八センチの長身で軍服をキリッと着こなし、肩口で真っ直ぐに切り揃えられたサラサラの黒髪をいつも靡かせ、切れ長の目にはこの国では珍しい紫の瞳がトレード
マークだ。年齢は二十一歳。王国の結婚適齢期は過ぎてしまったが、当の本人に結婚願望が無いのだから仕方ない。
――――ある日、ビアンカは王太子に呼び出され、国軍から辺境伯領への移動を命じられる。『これはそなたにしか出来ない特別任務である』と王太子は強調し、何故か彼女には花嫁衣裳が用意された。――――最初は花嫁衣裳を見て混乱したビアンカだったが色々考えた末、この特別任務は辺境伯を探るためのスパイ任務だと確信する。
――――リシュナ領(辺境伯領)へ向かったビアンカを待ち受ける運命とは?
この物語はR15です。
ブックマーク・評価・ご感想等、どうぞよろしくお願いいたします!!
誤字脱字のご報告は感謝いたします。
この物語はカクヨムにも掲載しております。
どうぞよろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 19:31:06
276948文字
会話率:45%
ベアトリス・ナミュールは敗者だ。
王太子の婚約発表の夜会にて。アデルバートは、マリー・ベルティエという子爵令嬢を連れていた。
「ねえ、知ってる? あのマリーって子、ベアトリス侯爵令嬢が付き従えてた令嬢なんでしょ?」
「じゃあ、自分の
連れに抜け駆けされちゃったってこと?」
「最初の頃はベアトリス様が婚約者になる予定だ、なんて言われてたのにね」
まさしく、婚約者を奪われた敗北令嬢として。
ベアトリスは社交界の場で後ろ指をさされていた。
だが、それでもなお。
ベアトリスは、凛と立ち。堂々と、真っ直ぐに前を見据えていた。
それは、ベアトリスが「未だなに一つ諦めていない」からであり。
同時に。それこそが「敗者」の在るべき姿である、と。
――勝者には、花道があって然るべきだ。
これは、ベアトリス・ナミュールという敗北令嬢の。
矜持と信念による、立ち居振る舞いである。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-24 08:15:03
87555文字
会話率:38%
それは想いで全てを切り拓く物語
現実世界にて、刀剣収集、刀剣鑑賞、刀装具鑑賞、そして真剣を用いた剣術を趣味として生きてきた初老の男性。
彼は退職間近に、ガンになったことで余命幾ばくもないことを宣告された。
しかし直ぐに死ぬことはなかったた
め、何とか職務を全うし、定年退職をした。
そんな彼が思ったことは、もっとも愛すべき刀に少しでも恩返しできれば……という思いだった。
そのため彼は、自分が購入した奉納刀を、再度その神社へと納めるために行動し……平行世界へと迷い込んでしまう。
自らが愛し、神へと納めようとした刀、愛用の稽古刀、稽古の木刀、もっとも美しいと思う刀。
これらを持って迷いこんだ世界で一番最初に降り立ったのは、荒れ果てた廃墟と荒野のただ中。
しかも平行世界に迷い込んだその時……彼は精神年齢はそのままに、健康な体と若返りという実に奇妙な状況へと陥った。
そしてそれよりもさらに奇妙なことが長年続いていた。
その平行世界は世界中で戦争が起こっていたのだ。
それも、人同士ではなく、異星起源生命体と……。
そんな奇想天外、驚天動地な状況へと陥った、見た目は若者、中身は初老のおっさんが……平行世界にて面妖たちを、撃ち、殴り、切り捨てて戦っていく、そんな物語である。
カクヨム に掲載している作品をなろうにも掲載を始めました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-23 00:00:00
519676文字
会話率:38%
ゲーム、小説、B級映画、料理が好きな現役女子高生、葛葉朱美。
ある日、異世界へ強制転移されてしまう。
訳も分からず異世界へ転移してしまった私は……。
なぜか、直ぐに追い出されたり……。
なぜか、ハゲで筋肉で中年のおっさんの姿に成っ
ていたり……。
赤子並みの低レベルだったり……。
踏んだり蹴ったりの異世界デビューであった。
そんな私が、仲間と共に冒険者をしたり、料理をしたり、死にかけたりと、おっさん聖女として異世界をのんびりまったり満喫します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 21:25:11
1876291文字
会話率:29%
成人済子供二人いる平凡普通主婦。湯舟に浸かって微睡んでたような。目が覚めると四半世紀以上も前に作ったキャラクターになってた。あ、明晰夢ってやつだ。じゃあ直ぐに目が覚めるんだろうから、それまで楽しく過ごしましょう!
と思っていた時期もあり
ました。「自分は死んだはず」なマッチョ兄さんと、いつまで経っても覚めない夢の世界の端っこで、できる限り他人に迷惑かけないように過ごして生きたいなぁ(遠い目)。
※R15・ボーイズラブは保険にはなりませんでした。というか、15歳以下のお子様が楽しめるかなぁ。昔話が過ぎるので。
※わからないところはGoogle先生やYahoo!先生に教えてもらいながらお読みくださいませ。
※ボーイ、ではないかなぁ。
『聖者のお勤め https://ncode.syosetu.com/n9170if/』の俺のかわいい人視点の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 17:40:33
455049文字
会話率:53%
真っ直ぐに、ただ人を信じ続けた少女。
けれどそれは裏切りによって歪んでいく……少女自身も。
これは、言葉の呪いを受けるが、『幸せ』になる少女のお話。
最終更新:2025-06-17 20:25:42
2533文字
会話率:8%
「そんな理想、現実では通じない」
誰もがそう言うこの世界で、彼女は真っ直ぐに『善』を信じていた。
ブラック企業に心身をすり減らして死んだ主人公・**アリア(23)**は、異世界の“神託の聖女”として転生。
しかし、召喚された先は魔王の脅威
に怯え、腐敗しきった国家。
人身売買、戦争、階級差別、魔法実験……人の命と尊厳が軽んじられる世界で、
彼女は言う。
「困っている人を見捨てるなんて、私にはできません」
「正しいことは、正しいって言いたいんです」
「私は、きれいごとでこの世界を変えたい」
その言葉に人々は笑う。
けれどアリアは笑わない。
たとえ自分一人になっても。たとえ命を懸けても。
圧政に立ち向かう彼女の剣は、無力かもしれない。
だがその魂は、絶対に折れない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 22:49:39
6861文字
会話率:28%
ある時までの記憶を失った少年・阿曽。
彼は突然現れた少女に殺されかける。―――『鬼』である。そんな身に覚えのない理由で。
逃げきれないと諦めかけた時、阿曽を助けてくれた青年がいた。
彼は、『鬼』の証左である紅い瞳を持っていた。
中つ国と呼
ばれる地上世界、更に高天原、黄泉の国を舞台に、阿曽と仲間たちの冒険が始まる。
鬼の名を持つ温羅、地祇である八岐大蛇。そして、天津神である須佐男。
頼もしく温かな彼らと共に、堕鬼人を巡る謎と阿曽自身の謎へと迫っていく。
日本神話の登場人物たちと出逢いながら、阿曽は真っ直ぐに己の運命と対峙する!
※カクヨム掲載作品。自主企画から生まれました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 22:41:13
307621文字
会話率:51%
――舞台は現代から1000年遡る平安時代。
身分制度が厳しい時代背景の中、身分の異なる3人の男女が、幼い頃を共に過ごした京で、絆を深め惹かれあって行く。
だが、彼等の成長と共に、世間が示す身分の壁が大きく立ちはだかり、幼い頃のように共に過
ごす未来を夢見続けることが難しくなって行った。
そしてある出来事をきっかけに、いつか再び交わる事を望みながらも、各々に生まれながらに定められた道へと進み行く決意を固める。
一人は貴族の姫として、政(まつりごと)に携わる道を。
一人は生まれ育った故郷に戻り、一族や故郷の発展、繁栄に尽力する道を。
そして一人は姫の従者として、生涯をかけて彼女に寄り添い、付き従って行く道を。
それぞれに選択する。
最初はただ純粋に、守りたいものの為、己が信じ選んだ道を真っ直ぐに進んでいた3人だったが、彼等に定められた運命の糸は複雑に絡み合い、絡まり合い、いつしか抗えない歴史の渦へと飲み込まれて行く事に――
『どうして……どうしておぬしらが争わねばならぬのだ?』
これは後に「平将門の乱」と呼ばれる歴史的事件を題材に、その裏に隠された男女3人の恋と友情、そして絆を描く物語。
そしてその絆は、1000年もの長い時を繋ぎ、令和と呼ばれる現代へと引き継がれて行く――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-15 22:09:16
475064文字
会話率:50%