百合の姫君 小説家になろう　作者検索

聖百合ヶ丘学院――丘の上に佇む、リュバンと呼ばれる絆で少女たちが結ばれる、伝統と沈黙の学園。 伊吹真尋はXジェンダーかつノンセクシュアル。自らの意思とは関係なく、この全寮制の女子校に編入させられた。 「誰も、わたしをここに必要としていない」 そう思っていた真尋の前に現れたのは、学院で“百合の姫君”と呼ばれる上級生、斎宮千歳。 胸元のリュバンをほどき、千歳は静かに言う。 「あなたが手を伸ばす日を、私は待っているわ」 この場所では、リュバンを結ぶことは信頼の証であり、選ばれないことは存在の空白を意味する。 恋愛でも友情でもない、誰にも定義できない“触れることすらためらわれる関係”。 沈黙の中で絡まる絆と、ほどけない問い。 その先にあるのは、喪失か、それとも。折りたたむ>>続きをよむ

交通事故で死んだはずの俺が目覚めたのは、全寮制のお嬢様学園だった。 しかも、身体は女になっていて、全校生徒が俺の「スール権」を狙ってくるってどういうこと！？ この学園、異能でバトルしてるし、百合の女王たち怖すぎるんだが――！ 俺はただの依代？　記録番号五二三？ 違う、名前を呼ばれた瞬間から、この世界は俺を放っておいてくれなくなった。 ※元男子が女体で逆ハーレム＆異能契約に巻き込まれる、祈りと欲望の学園ファンタジー開幕！折りたたむ>>続きをよむ

三十路を過ぎた女部長が異世界に転生。転生した世界は長きに渡る戦乱により混迷した世界だった。30歳という若さで大企業の部長へ登りつめた能力を生かし、戦乱の世を生き抜くため、そして、異世界で出会った一人の少女のために乱世を駆け巡る。