大手呉服店の図案家の辰巳は、店の主人の娘である我儘少女、彩花の晴着製作に携わることになった。
が、彼は昔の別れに縛られ、絵が描けなくなっていた。
絵を描けなくなった図案家の青年が、過去と向き合う話。
*web百人一首アンソロジー企
画「さくやこのはな」の参加作品です。
http://sakuyakonohana.nomaki.jp
【担当歌】
69番
嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-02 22:16:38
7738文字
会話率:21%
ちょうのきせきのそむそくど │ 思いがふわりひらりと胸の内で浮遊する。自分にも新鮮な自分は、果たしてサナギから羽化した姿なのだろうか。高校生モデル、速水宵と宵が慕うメイクアップアーティストのふわふわした話。 │ 企画「百人一首アンソロジー
さくやこのはな」参加作品。〇四一(壬生忠見)恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-31 23:41:39
6932文字
会話率:42%
想いを生涯告げられなかった男の独白と、切望。前半と後半で目線が変わります。――百人一首アンソロジー『さくやこのはな』参加作品です。
最終更新:2017-03-31 21:22:26
2892文字
会話率:18%
月宮家の坊ちゃんが、屋敷の蔵に少女を一人飼っているっていう話は知っていたさ。
蔵で飼われる雪兎の少女と、そこに紛れ込んだ黒猫と、飼い主のぼっちゃん
百人一首アンソロジー さくやこのはな 参加作品
最終更新:2017-03-30 16:06:15
8252文字
会話率:23%
琵琶で名を馳せる貴族の男は、聡明と名高い女の元へと行く。手強い彼女との会話は、男の胸を躍らせるもので……。
百人一首アンソロジー『さくやこのはな』(http://sakuyakonohana.nomaki.jp )の参加作品です。
和歌
番号〇七一 夕されば 門田の稲葉 おとづれて 蘆のまろやに 秋風ぞ吹く(大納言経信)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-25 23:21:44
3210文字
会話率:33%
食堂の給仕をしているノーラは、時折訪れる行商人の青年に恋をしていた。だが翌日も来ると言った日を境にして、彼はノーラの前から姿を消してしまう。音沙汰がない彼を心配して待っている中、ノーラは不思議な家に導かれる。そこには見るも麗しい女性が椅子に
座っていた――。雨が降りゆく明けぬ夜に、終わりはくるのか。
◇◆『百人一首アンソロジー さくやこのはな』参加作品◆◇
【担当和歌:〇五九】やすらはで 寝なましものを 小夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな(赤染衛門)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-15 21:44:43
12705文字
会話率:40%