無法都市を舞台にした、オムニバス形式の物語です。野獣マルコと戦士ギブソンのコンビが主人公の『野獣』シリーズが主軸ですが、その合間に時代、主人公、登場人物がバラバラな短編が入ります。共通点はエメラルド・シティが舞台であるという点のみですが…
…時おり、あちこちの章に登場する人物もいます。『ソルジャー・ブルー』、『エメラルドシティの三人』の外伝・続編的なストーリーでもあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-20 00:22:08
382344文字
会話率:38%
魂の輪廻
それは人が住む世界とは別にある複数の世界で、それぞれの役割を担う者達が居て、初めて成り立っていた。
その各界の長をディーヴァと呼び、長を支える者達をマトリョーシカと呼んだ。
彼女らの外見は人と大差は無いが、生命という概念からは
逸脱した存在であり、老いることはなく、病にもかからない。
永遠の中、ただひたすら役割を果たし続けていた。
そんな日々の中、狂うはずの無い日常に、綻びが生じ始める。
発端となったのは死者の魂の集う場所『冥界』で起きた、一人のマトリョーシカによる、長ディーヴァに対する謀反。
この事件をきっかけに、彼女達の日常は大きく変化していくのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-23 21:20:26
118519文字
会話率:32%