幼少期、病弱だった妹は、両親の愛を全て独り占めしていました。
学生時代、私に婚約の話が来ても、両親は
「まだ早い」と首を縦に振りませんでした。
しかし、私が学園を卒業すると、両親は
「そろそろ婚約の話を受けようじゃないか」
と急にやる気
を見せましたが、それは十六歳を迎えた妹の為でした。
両親は私に来る縁談を全て妹に回し、
婚約を結ぼうとしていたのです。
それが上手くいく筈もなく
縁談はさっぱりまとまらず、
もう二年が過ぎようとしたある日。
弟がその事に気付き、隣の領地の辺境伯令息と何やら画策を始めて――。
ゆるふわ設定、中編です。
アルファポリスにて完結済み。
話の話数が違いますが、内容はほぼ同じです。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/839527709/266524833
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 00:04:21
55310文字
会話率:49%