異能力者が普通に存在する世界。そこでは異能力によって人生が決まる格差社会になっていた。異能力獲得のために作られた異能学園には、第一から第七まで能力に応じてランク分けされていた。
相沢葵(あいざわあおい)はいわゆるFランクと呼ばれる異能第七学
園に通う落ちこぼれであった。第七学園に通う学生は異能が優秀でない者の他に、異能を持たない『異能なし』も通っていた。
葵と幼馴染の新城美咲(しんじょうみさき)はどちらも『異能なし』だった。
しかし、『異能なし』と呼ばれる者は異能が確認できていないだけであり、時に優秀な異能が発現することがあるため、単純に無能の集まりであると虐めの対象になるだけでなく、嫉妬の対象になることもあった。特に、数年ぶりにA級異能力者を輩出したこともあって頻繁に嫌がらせを受けていた。
そんな中、第三学園の学生である楠木大輔の襲撃により第三学園は火の海とされてしまう。怒りに駆られた葵は火の海に飛び込むも、楠木の力の前に手も足も出なかった。
絶体絶命のピンチ、というところで異世界からキノッピーというキノコのような生き物が現れる。その力によって魔法少女となった葵は、楠木に恨みを持つ黒羽綾香(くろはねあやか)と協力して楠木を撃退する。
しかし、楠木によって校舎は全焼し、生徒数名が亡くなるという大惨事となった。
共闘した綾香の提案で、楠木に復讐するために葵は彼女に協力することになる。
その裏では秘石と呼ばれる石と、それによってもたらされるあらゆる願いを叶えるという賢者の石を巡った争いが静かに始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-05 07:00:00
38741文字
会話率:70%
【お知らせ】
コミカライズ第一~二話、コミックガルド様にて公開中!
オーバーラップノベルス様より、四巻が発売中。
2019/12/31 Web版完結。
2021/2/4 特別展『断章』開催。
前世らしき記憶を持つ少年アッシュは、決意
した。記憶にある便利な生活を、今世に取り戻そう。
辺境のド田舎、何の地位も財産もない農民の倅に、そんなことが果たしてできるか。
少年は笑った。まず、無理だろう。だが、笑った。
どうせこれ以上ないほど絶望的な今世だ。精一杯夢を見て、全力で追いかけて、思い切り前のめりにくたばってやろうではないか。
これは、文字を覚えるところから始めた少年が、田舎の寒村を仰天させ、辺境の領都を発展させ、王国を震撼させ、世界を変革する記録。
後世に伝説として語られる、文明復旧の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 12:00:00
1237198文字
会話率:33%
サブカル好きの偏屈主人公が異世界転生します。
異能なし・チートなし・戦闘力なしの主人公が無名の村の赤子から転生生活スタート!
魔法やドラゴンやのある世界でイカした特殊能力を持たず、神様からのチートも授からず、どこぞの
狂戦士のような戦闘力
もない、みんなが使える魔法も才能ナシ!!!じゃあどうやって異世界で生き延びるのだ……!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-30 01:09:54
14372文字
会話率:18%
2022年の月食の日、祖父が1通の手紙を残して消えた。
日本で暮らす18歳の森影リキトは、自分の日本人離れした容姿に疑問を少し持ちながらも、一緒に暮らす祖父の縫製仕事を手伝いながら被服デザイン科に通う高校生活を送っていた。
月食の日、祖父
が突然消え、残された手紙には死んだと聞かされていた両親が生きていると記されていた。
コスプレ好きの幼馴染の実久と共に祖父を探しに行き、たどり着いた場所は地球とは別の世界だった。
その世界で様々な人物達と出会い、次第に自身の生い立ちや両親のこと、この世界の真実を知っていく。
日本で「ニードル王子」と異名を持つ、針しか持ったことのない青年リキトを中心に、それぞれの人物の思いを描く地球と異世界を紡ぐ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-15 14:04:06
137134文字
会話率:38%
世界は一度、リセットされた──。
異能の力として魔法と憑依というものが認知された中、ドラゴンに育てられた少年レグナはそんな異能が一切ない人間だった!
それでも彼はそんなこと関係ねえ!とばかりに見窄らしい剣を片手に今日も親に喧嘩を売る。
「爪を寄越せェ!」
「それが育て親に対する口の利き方かぁ!」
ちょっと頭の弱い少年が紡ぐ、物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-01 06:00:00
4659文字
会話率:43%
たまの連休は異世界で模型三昧?
連休を趣味の模型につぎ込もうと買い込んだ帰り道、経緯もわからず突然異世界に放り出された主人公氏。
組み立てた模型が実物になって動き出してしまった。
模型たちとともに元の世界へ戻るための旅路が始まる。
週一話ペースで公開予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-23 16:59:03
30434文字
会話率:48%
突如異世界に召喚された主人公。
召喚主から発せられた言葉は――
「ウゥホホォウホゥウッホォウゥホォ」
主人公を召喚したのは、なんと猿人だった!
スキルなし、知識なし、異能なし。
そんな何もできない主人公がたどる数奇な運命とは
⁉
嫌すぎる異世界冒険譚が今、ここに始まってすぐ終わる!
※本編一話、おまけ一話の短編小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-21 22:00:00
16483文字
会話率:16%
俺の名前は瀬川拓真。どこにでもいる普通の男子高校生だ。俺には三歳離れた弟がいる。どこにでもいる――よりはけっこうできた男子中学生だ。認めるのは癪だが俺よりずっと顔も頭も中身もいい。と言うかはっきり言うと天才だ。どれくらい天才かと言うと、小
三の時に高校生に混ざって国際数学オリンピックに出場し金メダルを獲得してきたぐらいの天才だ。もうアメリカにでも行って飛び級してくりゃいいんじゃないか。▼俺が弟とあまり会話しなくなったのもそこらへんにコンプレックスがあるわけだが、まあ男の兄弟だし別に仲悪いってわけでもないからそんな問題もない――と思っていた。▼俺は今弟を放置していたのは間違いだったと後悔している。何があったのかと言うと、弟が、――妹になっていたんだ。▼そんな話。BL/TSではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-25 01:47:43
29766文字
会話率:31%