霊力のある世界。
高間原(たかまがはら)と呼ばれる世界には東西南北と中央の五つの国があった。
南の国の姫である蘭は、他の姫と守り役と共に中央国のとある森に出かける。
そこで『災禍』と呼ばれるモノの封印が解ける。
その『罪』で、四人の姫と四人
の守り役は異世界に落とされた。
姫達は記憶を持ったまま何度も生まれ変わり、守り役は獣になり死ねない身体になった。
それから四千五百年後。
蘭はとある武将の小姓となった。
武将の名は、織田信長。
男勝りの姫である蘭が高間原から異世界に落とされるまでと、異世界で過ごし、織田信長と本能寺で果てるまでのお話です。
前作『助けた亀がくれた妻』と同じ世界の話です。
読んでいなくてもわかります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-08 18:00:00
76729文字
会話率:19%