前世、神であった少年と少女。渓と密は互いを深く想うがゆえにその命を散らした。
理の姫と呼ばれる光を司る存在であった密は目の前で死ぬ渓の前身・水臣の姿に絶望して自らも命を絶ったのだ。理の姫には彼女を守る花守という存在があり、彼らもまた殉死した
。生まれ変わった彼らはどのような道を選び取るのか。
また、密を理の姫と知るがために狙う高貴な存在もいた。
二人の試練の時が始まる。
前作・『光と水の語り草』を改稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-12 13:00:00
165225文字
会話率:40%
幼いころから二人だけの世界で成長していく従兄妹・密と渓。彼らはまた、前生においても神として在り、愛し合っていたがその愛情の過激さゆえに非業の死を遂げた。今生で、二人はどのような物語を紡ぎ、生きて行くのか。「吹雪となれば」、「白い現」にも登場
した理の姫とそれを守る花守・水臣のその後のお話。
星空文庫でも掲載予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-15 10:05:53
164787文字
会話率:40%