書けない。
それは、十六歳の新進気鋭の作家・薫子が直面していた壁だった。
二つの賞を受賞し、期待を集める彼女。しかし、その期待が重荷となり、一行も書けない日々が続いていた。
そんな時、世界中の物語を研究する文化人類学者の姉・千春が
帰国する。
「物語の始まりを、見てみない?」
その一言から、姉妹の不思議な探求が始まる。
洞窟壁画に描かれた最古の物語から、言葉を持たない民族の踊りによる物語。神々の物語から人々の物語へ。そして現代の童話まで。
物語の本質を探る旅の中で、薫子は新しい発見をする。
物語は、太古から人々の心の中で生き続けてきた。そして今も、新しい形で生まれ続けている。
すべての物語は繋がっている。
あなたの中にも、きっと眠っているはず。
太古からの語り部の血が。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 06:40:00
53577文字
会話率:59%
噴水に現れた洋風貞子……じゃなくて噴水の女神と、受験生優香里の邂逅。
クズも女神もごた混ぜの、現代の童話です。
最終更新:2022-11-07 22:40:45
2993文字
会話率:13%
【LINEノベルと重複投稿】ショートショート。願いが必ず叶うという山に向かった少年・翔太とおじさん。願いを叶えるにはあることをしなくてはならないのだが。
最終更新:2020-06-13 14:51:48
2517文字
会話率:31%