とある異世界の勇者の少年グレイは魔王を倒す旅をしていた。幼くして大帝国の皇帝の地位を継いだ少女アリシアの命を助け、多くの敵を打ち払い、たくさんの人を救いながら少年は少女アリシアと共に旅をしていた。
しかし魔王との戦いの果て、魔王の最後の
命の輝きに飲み込まれて、少年は死んだ。
……と思ったら、異世界である地球のVRゲームの中に転移してしまっていた!?
レベルって何!? なんで皆簡単にテレポートが使えるの!? バグ? なんのこと!? 死んでも生き返るって、どういうこと!?
ゲームの知識なんてさらさらない異世界の勇者はLv.1となって、右も左も分からないゲーム世界の戦いに巻き込まれていくのだった。
……一方地球の高校生、橘 龍之介はとある異世界に転移することになってしまい?
多くの世界が交錯する冒険が始まる。
* * * * *
挿絵を多めに入れていこうと思ってます。
5日に1回 19時更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-25 19:00:00
311602文字
会話率:34%
※あらすじを読んでいただけますと新章『国と国、それは民』「帝宮にて…」からでも面白く読めるよう、配慮しております。よろしかったら新章からでもどうぞご覧になってみて下さい。
※以下のあらすじにはネタばれも含まれていますので、一話目から通してご
覧になる予定の方はご注意願います。
現世界から異世界へと飛び立ってしまった少年、蓮実鉄次。彼は異世界で生きていくことを決意する。少年が舞い降りた異世界では五つの国が存在し『五行の国』と呼ばれていた。
その中の一つの国『木ノ国』では宮廷で物語を聞かせて皇族たちを楽しませる新しい『紡ぎ人』を探しており、候補者は鉄火を含め三名。しかし宮中では、村の災害をめぐっての意見の対立や、紅姫、白姫と二人の姫の皇位争いとなかなか『紡ぎ人』の選考は進まないのであった。
そんな中、皇位継承権第二位の紅姫の隣国『水ノ国』への輿入れが決まるが、まだ若い王子と王女になる紅姫の二人の為、輿入れの儀は『木ノ国』で行われ、そのまま政〔まつりごと〕の勉強の為、二人は『木ノ国』に残ることになった。
しかし婚儀の夜、王子はもぐり込んでいた暗殺者に殺され、婚儀そのものの話はなくなる。宮廷の重苦しい空気を一掃する目的も含め『春の宴』が催される中、突如白姫に切りかかる武官。輿入れする先の国を無くし、行き場の無くなった紅姫が『木ノ国』を我が物にしようと白姫殺害を企てたのではないかとの疑いをかけられ牢にいれられる。そこへ、ある理由から自分の国へ帰っていた有能かつ、忠義心厚い紅姫付きの第一政務官である月影が『木ノ国』へ帰ってきたのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-24 12:15:01
152913文字
会話率:39%