「これからは
どうすれば良いの………?」
薄紅色の長髪に金茶色の瞳を持つ少女は
涙を浮かべながら、海を眺めておりました。
少女の名は、カトリーネ・フォン・リベラ・
レオシュリーク・ステフリーシュ。18歳。
レオシュリーク王国の第三王女
として生まれ、
残念ながら、子どもに恵まれなかった老夫婦の
ステフリーシュ辺境伯の当主夫妻に養女として
引き取られ、ひっそりと暮らして来た彼女は、
途方に暮れていました。
お父様である国王陛下からの、久しぶりの
お手紙は、見知らぬ男性を婿養子に迎えたいと
事務的なものでした。
〈忘れられた王女〉カトリーネの出会いとはー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-18 11:40:28
75611文字
会話率:30%
魔術あり、魔獣も出る世界。そこで王女パルフェはやるべきことをやろうとする。心配した父国王が護衛に任命したのは、嘗ての天才剣士でいまでは遊び人のキリアンだった。
本作は楠結衣様主催の「騎士団長ヒーロー企画」参加作品です。
※R15は保険です。
※合わないと感じられたら、そっとバックをしていただければと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 21:23:43
5947文字
会話率:26%
婚期を逃し、没落寸前の貧乏男爵令嬢のアリスは、ある日、父親から結婚相手を紹介される。
そのお相手は、この国の王女殿下の護衛騎士だったギルバート。
彼は最近、とある事情で王女の護衛騎士を辞めて実家の爵位を継いでいた。
そんな彼が何故、借金
の肩代わりをしてまで私と結婚を……?
と思ったら、どうやら、彼は“お飾りの妻”を求めていたらしい。
(なるほど……そういう事だったのね)
彼の事情を理解した(つもり)のアリスは、その結婚を受け入れる事にした。
そうして始まった二人の“白い結婚”生活……
ポンコツながらもこれは思っていたよりうまくいっている?
と、思ったものの、何故かギルバートの元、主人でもあり、彼の想い人でもある(はずの)王女殿下が妙な動きをし始めて……
✿アルファポリス様にて投稿・完結済✿
加筆修正しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-27 09:00:00
75892文字
会話率:47%
人食い魔女を勇者が倒す英雄譚を読んだ王女、リュシエンヌは思い出す。
自分がかつて人食い魔女だったこと。
勇者と恋人だったこと。
彼の心臓を食べて死んだこと。
王女の護衛騎士であるシルヴァンは、勇者の生まれ変わりだった。前世を思い出した
日の夜、リュシエンヌはシルヴァンを寝所に呼び出す。
「貴方の愛は、いつまで私にありましたか?」
「今度こそ、俺に永遠の愛を誓ってくれ」
「私が大人になったら――……」
魔女と勇者だった前世の恋と、王女と護衛騎士となった今世の恋。ふたりは今度こそ、一緒に生きて結ばれることを望む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-22 06:00:00
15498文字
会話率:40%
「僕のことは忘れてほしい」
そう頭を下げられて、王女シャルロッテは困惑した。確かにあなたは初恋の相手ですけど……それはまだ、十にもならない頃の話。今は何とも思ってない、というのに振られたことになったシャルロッテ。
しかも、この話を広められて
、ありがたくもない「失恋王女」の称号を手に入れてしまう。
――私にはいま、他に好きな人がいるっていうのに!
こうして「失恋王女」シャルロッテと、その護衛騎士が、いろいろすったもんだするラブコメディ。
※カクヨムでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-16 07:00:00
104305文字
会話率:42%
とある国の城に、薔薇王女と呼ばれる姫がいた。美しく可憐で、心優しいお姫様。
その傍らに寄り添う騎士は、何度となく彼女を危険から守り抜いてきた、国一番の剣士である。
――本当に?
最終更新:2013-01-15 22:43:34
2747文字
会話率:37%