「貴様にはほとほと愛想が尽きたっ! 今この場で婚約を破棄する! そして愛しのラウラに仕掛けていた数々の苛めに対して謝罪しろっ!」
王室絡みの舞踏会、その会場で王太子のやらかした行為を片隅からじっと見ていた二人。
「承知してたらやらかすはずあ
りませんわね」
「ああ、ここまでひどいとはな」
目立たぬ風采の二人に注目するものなどいない。だが、それは終焉の始まりだった。
ギリシャ神話のネタが入ってます。だいぶ変形させてますが……
設定も何もかもゆるゆるですので、ツッコミは勘弁です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-14 15:00:37
3102文字
会話率:59%